1989年1月発売
短大2年生の千加は東京で独り住まい。学生と企業とを結びつけようとするスチューデント・ソサエティで知り合った永田に魅かれた。彼の周囲には美しい女子大生の取りまきがいる。千加は永田の好意が信じられずに、悩む。しかし、夢中で彼を愛するーキャンパスを彩る恋と仕事に生きる青春群像。
ファッション界で働く美果乃はオフィスのボス・源次やデザイナー・俊介など、人間関係に恵まれ、自分の才能を発揮することができた。源次たちとロンドン・コレクションにも参加ーしかし、俊介との出会いが、源次の不幸を招くことになる。華やかな世界に生きる男と女の喜びと不安。が彼女は強く生き抜く。
ドラゴンランド!?それはスペース・ハリアーの中にしか存在しない架空の国のはずだ。かつては平和だったこの国に、奇妙な侵略者、魔生物が突如として出現。人々はささやかな抵抗を続けながら、伝説の救世主を待ち望んでいるというのだ。伝説の救世主って、オレのこと…?
元祖・桃太郎が、エンマ大王をやっつけてから500年後の現代。桃太郎は、イヌヤマ専務から『桃太郎電鉄』の社長にならないかと誘いをうけ、ビックリ。それにはひとつの条件があった。やはり、桃から生まれたというもうひとりの少年、桃太郎ブラックXと勝負して勝たなければならないのだ。勝負の方法は、日本全国を旅して、いろいろな物件を買いまくること。もっとも、『桃太郎シリーズ』のこと。タダのお買い物ゲームのわけがない。悪徳商人、怪獣、怪人オン・パレードだぁ!
ぼくは火の貝の勇者。ある日気がつくとマイヨーの城という所にいたんだ。シェルドラドの平和を取り戻す。それがぼくの使命なんだって。敵は大魔王ファットバジャー。一瞬にしてシェルドラドの平和を破った悪の化身だ!そこで、ぼくは水、大気、大地の貝を持つ3匹の勇者、貝獣とパーティを組み、ファットバジャーを退治しに出かけたんだ。だけど、次々に行く手をはばむ怪物たち。ぼくらは数々のアイテムを集め、怪物たちを倒しながら、シェルドラド中を大冒険。
かつてこの地上に六つの王国が平和と秩序を共有していた。しかし悪の皇帝率いる侵略軍は魔術的な力をもって彼らを圧倒してしまったのだ。生き残った人々の必死の抵抗も、もはや風前の灯火かと思われたある時、アルテアに若き2人のパルチザンが誕生した。2人の名はフリオとガイ。彼らは若きフィン王女を幽囚の身から救い出し魔法の力に導かれて伝説のカシュオーンを目指す。行く手に待ちうけるのは闇に躍る呪の罠だ。彼らは伝説の謎を解き、皇帝の支配を打ち倒さねばならない。果して彼らは、この地上に輝かしい繁栄をよみがえらせることができるか?
俺たちの前に現われたのは、謎の美少女ミシェルに、同じ敵を追っているらしいARMSの連中。手がかりの黒い薔薇の意味するものはなにか?そして、鍵を握る吸血鬼伝説の謎とは…。
1916年5月、英国からのアイルランド独立を目ざしたイースター蜂起鎮圧後、その指導者ジェイムズ・コノリーは銃殺刑に処せられた。この小説は、もしコノリーが処刑されなかったなら、という想定のもとに始まる。歴史の連続体にぼっかりあけられた隙間のなかに、著者はあり得なかった架空の対話を実現する。主要登場人物は4人。まずは20世紀を代表する哲学者のヴィトゲンシュタイン、そしてかれの西アイルランド行の道連れは、ロシアの文芸学者ミハイル・バフチーンの兄ニコライ。革命家コノリー。ジョイスの小説『ユリシリーズ』の主人公、妻に駆け落ちされたレオボルド・ブルーム…。
奇妙な技を駆使して、“裏の仕事”を請負う者たちがいた。密法者。密教から引き出された「裏密」を修得した超人。彼らは金で動く。が、口はむろん、影も、形も、匂いもない。中でも裏丸は、秘中の秘「性法」に勝れ、性忍と異称される。しかも、闘具は長く太い。“天狗様”と呼ばれる裏丸の男性自身は、性の秘技と相まって、恐るべき密法パワーを発揮した。
数年前、夏の軽井沢で女子大生が酒に酔った男友達に暴行されたうえ殺害された。男の弁護士だった原玲子にとって、事件はすでに過去のものだった。だが、ひとりの男がその事件を忘れていなかった。囚われた美貌の弁護士・玲子の肉体は死に勝る激しい拷問の嵐に晒れる。あまつさえ妹の翠までが男の手に陥る。いまわしい事件の背後に何が隠されているのか!?復讐鬼のえじきとなってのたうつ美女の肢体を激写するハード・バイオレンス・ポルノ。