1990年2月1日発売
初初しい女たち初初しい女たち
はるかな過去からみずみずしく甦える悔恨の粒子。そうありえたかもしれぬ生を夢見、そうでしかありえなかった生を慈しむ、「愛」に純粋な女たちのこぼち落とすひたむきな心情を描く恋愛小説集。
熊とにんげん熊とにんげん
あるとき、ひとりの男がいた。男は熊を一とうつれていた。どこからきたのか、男はいおうとしなかったし、なんという名まえなのか、だれにもわからなかった。人びとは、ただ〈熊おじさん〉とよんだー絵と文章の同時進行による独自の表現スタイルで知られるチムニクが24歳の時発表した、瑞々しい感性のきらめく処女作。
ヤンと野生の馬ヤンと野生の馬
体は小さいけれど、きかんぼうの少年ヤンと、無骨で口は悪いが、心根の優しい作男のナッツは大の仲良し。あるとき、足の不自由な野生の子馬と出会ったことから、大変な事件にまきこまれていまいます。-大らかでユーモアあふれるストーリーの底に、人と自然への深い愛情と洞察を秘めた、ドイツ児童文学の名作。
淫獣学園淫獣学園
豊満な肉体に、気品までそなえた女教師・麗奈は、陰険な男子生徒の罠に落ち、その見事な全裸体を写真に撮られてしまう。-彼らの脅迫に折れた女を、男たちは集団で襲い、嬲り、吸い、突いて、徹底的にマゾの淫楽を植えつけていく。…好評だった『牝獣学園』に続く佳奈淳の“学園シリーズ”第2弾。