1993年12月1日発売
袖の下捕物帳(春艶の巻)袖の下捕物帳(春艶の巻)
北町奉行所の筆頭同心、近藤左門。八丁堀きっての二枚目で、お江戸の女の憧れの的。左門の手札を預かり、下町界隈を縄張りとする岡っ引、越生の猪之吉。“おこぜのぶた吉”の呼び名どおりの風貌だが、自分はもてると思っている。男伊達同心と醜男岡っ引のコンビが、大江戸八百八町を舞台に繰り広げる、人情味とユーモアあふれる痛快時代大捕物。
帝王の遺言書(パサルガタ・メッセージ)帝王の遺言書(パサルガタ・メッセージ)
プロの運び屋・佐伯研次は、イスラム革命の国イランに降り立った。古代ペルシャ帝国の遺跡から出土した粘出板を国外に持ち出し、その研究者・カシェフィ博士を亡命させる依頼を受けた佐伯は、脱出ルートを確保し、博士への接触を図る。だが、前国王派のカシェフィは革命委員会の厳しい監視下にあり、更に正体不明の組織が博士の暗殺を企てていた。
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