1995年3月5日発売
南蛮伝説殺人事件南蛮伝説殺人事件
1603年刊の「日葡辞書」を大学に売り込みにきたマヌエルは金だけ奪って逃走したが、翌日その金はなぜか送り返されてきた。「時価2億」にマスコミは沸き立つが、マヌエルは長崎で射殺される。辞書と犯人の行方を追い、“迷宮課”浦島警部は天草、マカオへ飛ぶ。17世紀の夢を血に染めたのは誰か。浦島の推理の冴えは。
蟻(上巻)蟻(上巻)
『昆虫記』と『80日間世界一周』を生んだ国フランスから、21世紀文学の夜明けを思わせる奇想天外な文学がいま上陸した。主人公はアリ。そう、あの蟻である。彼らは都市を建設し、連合を形成し、外敵と戦う。アリたちをこよなく愛する作家ベルナール・ウエルベルが13年の歳月をかけて書き上げた、想像を絶する不思議の国の冒険物語。フランス語の名手とフランス社会派の緊密な連携による待望の翻訳、ついに成る。
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