1995年6月1日発売
スタイルズ荘の怪事件スタイルズ荘の怪事件
戦争で負傷したヘイスティングズは、旧友の招きにより、閑静なスタイルズ荘で静養することになった。しかし、彼はそこで、奇怪な事件にまきこまれることになる。別荘の所有者で富豪のイングルソープ夫人が、深夜、何者かによって密室の中で毒殺されたのだ。たまたまその村に居合せたもとベルギー警察の名探偵ポワロの緻密な推理が始まる…。ミステリーの女王クリスティのデビュー作。
狂信者(上巻)狂信者(上巻)
孤独で美貌の天才テロリスト、バハラットが憎しみに目覚めたのは、目の前で両親が惨殺された時だった。以来彼女は、三つの顔を持つ暗殺者として、闇の組織「スコルピオ」の全面的支持を受け、“すべての権力者に死を”を目標に活動してきた。彼女は、妻を諜報活動の犠牲にし、海軍情報部を退職した傷心のホーソンに出会って、恋に落ちた。彼女の真実を知らぬ彼もまた…。
狂信者(下巻)狂信者(下巻)
暗殺者と追手というおたがいの正体に気付いてもなお、二人の愛は消えなかった。テロリストたちの動きは活発になり、犠牲者が増えてゆく。ホーソンたちは各国情報部と協力して、必死に闇の組織を追う。バハラットは伯爵夫人になりすまして、社交界に入り込み、彼女の完璧な復讐計画はいよいよよ最終段階に入った。二人の対決は間近だ。帝王ラドラムの世界がたっぷり楽しめる力作。
PREV1NEXT