1998年4月16日発売
野上弥生子短篇集野上弥生子短篇集
20世紀のほとんどを生きた、私たちと同時代の作家野上弥生子(1885-1985)。『真知子』『迷路』『森』などの骨太な長篇小説でしられる野上弥生子は、また、克明な観察力と鍛えぬかれた描写力による確かな人間造形が際立つ、練達の短篇作家である。「或る女の話」「哀しき少年」「明月」「狐」など、秀作7篇を編年順に収録。
怪しい隣人怪しい隣人
あなたの隣りのあの人が災いをもたらす…。親友の未亡人につい同情したばかりに、とんでもない殺人事件に巻きこまれる男の悲劇他、小さな善意が人生を狂わせる恐怖の物語5編。(解説・池上冬樹)
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