1998年4月20日発売
真・天狼星(4)真・天狼星(4)
一夜にしてスターの座についた竜崎晶を祝う伊集院大介のもとに、ニューヨーク市警の捜査官が訪れた。彼らとの情報交換や、ダンサー・速水喜代志の証言から明らかになる牧村レオナのすさんだ行状-。大介は大胆な推理を展開し始める。そして、晶の周辺では、またも新たな殺人事件が!ついに新たな敵の名が明らかに!?裏切り者は粛清された。次なる生贄にも魔の手が!快調!著者初の月刊書下ろし。
絶海密室絶海密室
太平洋戦争末期、南海の孤島アナタハンに取り残された33人。米軍の爆撃が熄んだのちも、大日本帝国の不敗を信じて米軍への投降を拒み続け、七年と十八日間。当初は軍人の指揮のもとに結束していた男たちも、自給自足の生活を強いられ、互いに離反してゆく。そして何よりも、唯一の女性の存在が、32人を根底から揺さぶり始めた。夜もおちおち眠れぬ愛憎の疑心暗鬼。闇の中で誤解と深読みがぶつかり合い、死体がひとつ、またひとつ…。32対1の女の凄絶サバイバル。
樹縛樹縛
杉林で発見された二体の白骨。その片方は行方不明の姉だった。動揺する坂本直里に持ち込まれた、新築マンションでのシックハウス症候群という仕事上のトラブル。その二つを繋ぐ悪意とは?木場と秋田を舞台に、「杉」という木の背後に広がる人間の闇を描く。
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