2000年11月17日発売
女帝・氷高皇女女帝・氷高皇女
祖母・持統天皇から「氷高を長屋王に婚姻せたりはしません。あの皇女は、もっと大変なことが出来したときに重要な地位に即いてもらわねばなりません。誰彼の妃になどしてはならない」と命を受け、母・元明天皇から「私が生きているあいだは、不比等はお前を御位から下ろすことはできますまい。お前は推古様のように長生きして、長く皇位に即いている必要があります」との言葉を受けて、政争のただ中に、氷高皇女は即位する。生涯独身だった美しき女帝をとりまく、不成就の恋の歌。政争と不思議なめぐり合わせで、祖母、母、娘と三代の女性がつづいて皇位に即く。氷高元正天皇の波乱の生涯。
焚火の終わり(下)焚火の終わり(下)
蠱惑の極みの陶酔…異母妹?!美花はもう、茂樹のすべてだった。罪悪感が、二人の果てなき愉悦の火種となった。フランクフルトへの転勤を前に、茂樹は辞職を決意する。生活の糧とすべく、二人は岬の家の近くに廃屋同然のかやぶき農家を移築して改装し、旅館業を営む決意を固めた。準備をすすめる中、美花は自分の出生の謎を記した茶封筒を手にする…。
偽りの愛の果てに偽りの愛の果てに
「わたしと結婚すればいいのよ」-大胆なマーシーの言葉に,チェイスは自分の耳を疑った。不動産仲介で大成功した彼女は、チェイスの会社に資金援助をするという。彼はまだ愛する人を失った悲しみから立ちなおっていない。しかも彼女には不気味ないたずら電話がかかってくる。周囲の心配をよそに、二人は新婚の夜を迎えた…。全米で100万部突破の、愛とサスペンスに満ちた傑作。
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