2001年10月31日発売
氷菓氷菓
何事にも積極的に関わらないことをモットーとする奉太郎は、高校入学と同時に、姉の命令で古典部に入部させられる。 さらに、そこで出会った好奇心少女・えるの一言で、彼女の伯父が関わったという三十三年前の事件の真相を推理することになりーー。 米澤穂信、清冽なデビュー作!
妖精の教育妖精の教育
ゲームクリエイターのニコラは、恋人イングリッドから突然別れ話を切り出された。一目惚れして以来、彼女とその息子ラウルとは幸せに暮らしてきた。なのに、彼女は別れの理由も言ってくれない。ラウルも生意気になってきて、ニコラが語り聞かせる妖精の話を信じやしない。そんなニコラの唯一の慰めは、毎日スーパーに通うことだ。そこでは、大学進学を夢見てイラクからやって来た若い娘が、レジのアルバイトをしている。彼女は入学許可がおりず落胆していた。はじめは心の内を探り合っていた二人だが、ある日、互いが直面する現実を語り合ったことから、奇跡が起きる…。愛とユーモアのマジシャンが紡ぐ、フランス発ファンタスティックな新しい恋愛小説。
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