2001年4月5日発売
四重奏四重奏
「堕天使、占星術、魔術、騙し絵、迷宮、愛死、弦楽」各部屋に悪魔的な意匠をちりばめた館で奏でられる殺人組曲。屋根裏部屋から世界は覗かれ、倫理の欠片もない探偵や殺人鬼が暗躍する。館を支配する昏い旋律が止むとき、世界を揺るがす真相が明らかに。鬼才が技巧の限りをつくして描きあげた騙し絵ミステリー。
竹久夢二殺人の記竹久夢二殺人の記
東京駅で射殺されたミス岡山の女子大生、楠ゆかり。彼女は半年前、竹久夢二が描いたと思われる幻のスケッチブックを発見、公表し、注目を集めたことがあった。この発見と事件にはどんな関係が?狂おしいまでに夢二を愛する人たちによって綾なされる複雑な人間模様。ラストには、全ての人への永遠の問が待つ。
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