2002年3月10日発売
九龍に昇る日は九龍に昇る日は
香港のビジネス界で、企業乗っ取り屋として名を馳せるマダム九龍ことナオミへ届いた脅迫メール。彼女が買収したテーマパークでのテロの予告だった。やがて、日本でも似た手口の事件が発生する-。真実を知ることが復讐への第一歩なのか。三十余年を経た白骨死体とともに明かされる真実とは?香港、ニューヨーク、日本を舞台に描く愛憎ドラマ。
凛冽の宙(sora)凛冽の宙(sora)
「損失先送り商品」「サービサー」「バルク買い」-綿密な現場取材をもとに描き出した、不良債権に群がるカネの亡者たちの凄絶な闘いと日本経済の闇。不良債権の内幕小説。
夕映えの人夕映えの人
主人公・小谷四太郎は六次郎、八三郎、十二四郎という男ばかりの四人兄弟の長兄。明治生まれの両親の死後、兄弟たちそれぞれの家庭に数々の問題が起こった。それは他人から見ると一見平凡で、どこの家庭でも起こりうるような出来事だが、当の家族にとってはとてつもなく大きい。そんなある日、四太郎は重大な決心をした…。生きがいのある老年の物語。
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