2004年11月25日発売
山本五十六連合艦隊司令長官と、身分を隠し諜報員として活動した実在の予備役海軍中尉ーー非情な歴史の転換点に立ち会った二人の海軍軍人の姿に、壮絶な近代日本の宿命を重ねて描く長編。
キュートな女子大生会計士・藤原萌実と新米会計士補・柿本一麻の事件ファイル第2弾! 領収書偽造の手口、インターネットとインサイダー取引、商品の評価の難しさとは? 巻末付録「英語で学ぼう会計用語集」付き!
植物人間を覚醒させる能力を持つ人がいるという噂と、各地で起きる奇妙な誘拐事件。無関係なはずの二つの出来事を結んだのは、“ハヤブサ”というキーワードだった。“ハヤブサ”とはいったい何なのか?-うちに秘めた「見えざる力」を駆使して、次々と降りかかる試練を乗り越える子供たち。本当の友情と勇気を描いた物語。
あの夏の日、少女たちは川のほとりにある「船着場のある家」で合宿を始めた。夏の終わりの演劇祭に向けて、舞台背景の絵を仕上げるために。それは、楽しく充実した高校生活の最高の思い出になるはずだった。ひとりの美しい少年の言葉が、この世界のすべてを灰色に変えるまでは…。そして、運命の歯車は回り始めた。あの遠い夏の日と同じように-。運命の岸辺に佇む少女たちの物語。
民俗学者の竹之内潤一郎は、フィールドワークのため岐阜県の岩村にやってきた。ところが、約束の時間になっても、案内役の教育委員会職員・秋川友子が現れない。上司によると、下調べのために岩村城趾へ出かけたらしい。そのころ友子は、とんでもないものを見つけていた。霧にけむる城壁から、なんと女性の全裸死体が吊されていたのだ!この岩村城には、古い伝説が残されており、その伝説どおりに殺されたらしい。友子の連絡で城に向かった潤一郎が見たものは…。
警視庁の新人女性刑事・島野理絵は、友人の片桐美由紀と信州・高遠まで日帰り旅行をした。ところが翌日、旅行先で偶然出会った男が殺害死体で発見された。捜査が進んで、事件には美由紀の姉・珠代が関わっていることが明らかに。その珠代は、2ヵ月前に理由不明の失踪をしていた。失踪と殺人事件は関係があるのか?理絵は、先輩のベテラン刑事・八木沢とともに高遠へ向かう…。
極上のどん底をゆくーあの最高のロードノベルが、新たな一章を加えて帰ってきた!世界は楽しいことや、嬉しいことや、胸が痛くなるほど悲しいことや、どうしようもないことであふれてるー。ドラッグ、アート、ホームレス、ネイティブ文化…アメリカ放浪の5年間。すべてがごった煮となった、新時代のビート小説。