2004年3月16日発売
高野聖・眉かくしの霊高野聖・眉かくしの霊
北陸敦賀の旅の夜、道連れの高野の旅僧が語りだしたのは、飛騨深山中で僧が経験した怪異陰惨な物語だった。自由奔放な幻想の中に唯美ロマンの極致をみごとに描きだした鏡花の最高傑作『高野聖』に、怪談的詩境を織りこんだ名品『眉かくしの霊』をそえておくる。
嵐が丘 下嵐が丘 下
ヒースクリフと再会した夜、キャサリンは女児を出産、入れ替るように死ぬ。遺された娘もキャサリンと名付けられ、ヒースクリフは着々と両家を手中に収めてゆく…。発表当時から「ページを繰るのももどかしいような面白さ」と評された名作の新訳。
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