2005年1月15日発売
終戦のローレライ(1)終戦のローレライ(1)
昭和20年、日本が滅亡に瀕していた夏。崩壊したナチスドイツからもたらされた戦利潜水艦・伊507が、男たちの、国家の運命をねじ曲げてゆく。五島列島沖に沈む特殊兵器・ローレライとはなにか。終戦という歴史の分岐点を駆け抜けた魂の記録が、この国の現在を問い直す。第24回吉川英治文学新人賞受賞。【2005年3月公開 映画「ローレライ」原作】 (講談社文庫) 2005年3月映画「ローレライ」全国公開第二次世界大戦末期、極秘の任務を帯びて男たちは大海原へと旅立つ。ドイツよりもたらされた潜水艦・伊507に乗り合わせた彼らは、しかし真の目的を知らない。
終戦のローレライ(2)終戦のローレライ(2)
この国に「あるべき終戦の形」をもたらすと言われる特殊兵器・ローレライを求めて出航した伊507。回収任務に抜擢された少年兵・折笠征人(おりかさゆきと)は、太平洋の魔女と恐れられたローレライの実像を知る。米軍潜水艦との息詰まる死闘のさなか、深海に響き渡る魔女の歌声がもたらすのは生か死か。命の凱歌、緊迫の第2巻! 【2005年3月公開 映画「ローレライ」原作】 (講談社文庫) 吉川英治新人文学賞受賞の傑作長編文庫化! 伊507に乗艦した絹見艦長以下乗組員は、フリッツ少尉の先導のもと「ナーバル」回収に全力を傾ける。「ナーバル」には特殊兵器ローレライが搭載されていた……
サラミスサラミス
サラミスの海戦。それは、かの歴史家ヘロドトスが『歴史』に記した、ペルシア戦争のなかでもっとも歴史的な戦いである。この海戦を、細大もらさず写し取ろうと試み、映画を凌駕する3Dの迫力を実現した、ディープな視覚小説とでも呼ぶべき、奇想天外な戦記。
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