2011年10月25日発売
英国に奇跡調査にやってきた平賀とロベルトは、帰り道で自動車事故にあい、しばらく田舎町に滞在することに。だが、公爵家の領地であるその町には古くから、吸血鬼が徘徊しているという噂があって──!?
盟友・橘逸勢らと共に、遣唐使として長安に入った若き僧・空海。密教の真髄を「盗みにきた」と豪語する空海は、ありあまる才で多くの人を魅了していく。一方長安では、奇怪な事件が続いていた。役人・劉の屋敷に猫の化け物が取り憑き、皇帝の死を予言したという。噂を聞いた空海と逸勢は、劉家を訪れ妖猫と対峙することに。その時から2人は、唐王朝を揺るがす大事件にかかわることになるー!中国伝奇小説の傑作ここに開幕。
妖猫に取り憑かれた劉家の妻が唄った歌。それが、およそ60年前、詩仙李白が玄宗皇帝の寵妃・楊貴妃の美しさを讃えた詩だと知った空海と逸勢は、偶然知り合った後の大詩人・白楽天と共に馬嵬駅へ行き、楊貴妃の墓を暴くことに。だが驚くべきことに、そこには妖しい呪がかけられていたうえ、石棺の中に楊貴妃の姿はなかったー。そんな空海に、謎の方士・丹翁は「このことは忘れよ」と警告するが…?中国伝奇小説の傑作、第2弾。
柏木はハンサムな若き調香師。彼の調合する香水を求め、店には多くの婦人たちが訪れる。だが柏木には大きな秘密があった。彼は調香師にしてー連続殺人鬼。命を失ってから数時間にわたって皮膚から立ちのぼる『その薫り』に包まれながら、殺した女を犯すことが、彼の至上の喜びなのだー。だが今までで最高に惹かれる『その薫り』の美少女・レイナと出会った時、禁断の悲劇が幕を開けた…!倒錯的エロティック・ホラー。
昼間は風俗で働く専業主婦、衝動的に彼に暴力を振るってしまう会社員、不倫が夫にばれて歳下の男と逃避行する女…今にも壊れてしまいそうな日々の中で、悲しみを背負った孤独な女性たち。そして、彼女たちを支えようとする不器用な男たち。誰かとつながっていたい、愛されたい。そんな切ない思いを胸に、彼女たちは懸命に“いま”を生き抜いていく。『夜の果てまで』の著者が丹念に描く、ひかり射し込む7つの再生の物語。
晴香のもとにかつての教え子から助けを求める電話が!? 一方、七瀬美雪を乗せた護送車が事故を起こし……事件を追い、八雲たちは、鬼が棲むという伝説が伝えられる信州鬼無里へ向かう。
悠久なる大河のほとり、野賊との内戦が続く国。若き軍人が伝説の野賊と出会った時、波乱に満ちた運命の扉が開く。「平和をもたらす」。そのためなら誓いを偽り、愛する人も傷つける男は、国を変えられるのか?
夫の不倫を疑う妻、若い部下の扱いに戸惑う部長、仕事に詰まったキャリアウーマン……どこにでもいる人々に起こった、8つのちいさな奇跡。大切な人の温もりと優しさに包まれる、感涙の物語。
※ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品のカバーとサイトに表示されている画像が異なる場合がございますが、ご了承くださいませ。 きりこは「ぶす」な女の子。小学校の体育館裏で、人の言葉がわかる、とても賢い黒猫をひろった。美しいってどういうこと? 生きるってつらいこと? きりこがみつけた世の中でいちばん大切なこと。
醜悪で激臭を放つ生き物ヌメリヒトモドキは人間の記憶や感情を学習する。その生態を研究する「私」は、死んだ最愛の妻を蘇らせようとヌメリヒトモドキの飼育に熱中していく。悲劇的な結末に向かって……。
世渡り下手の父のせいで彩雲国屈指の名門ながら、どん底に貧乏な紅家のお嬢様・秀麗。彼女に与えられた大仕事は、貴妃となってダメ王様を再教育することだった……少女小説の金字塔登場!
“警察官だって恋をする!”璃子と川杉は新人刑事。ドSで悪魔な川杉に、奥手の璃子はタジタジ!? “第4回iらんど大賞”NHK賞『金魚倶楽部』椿ハナの超人気スキャンダラスラブコメディ!
母のためバイトに明け暮れる17歳の葉月。ある日、部屋にサスケと名乗る謎めいた男が逃げ込んできて…。『ワイルドビースト』シリーズのユウが描く<殺し屋×孤独な少女>の愛の物語。
【特集】「あべ弘士×長谷川義史 ボクらの絵本」 絵本作家の両雄、あべ弘士・長谷川義史が誌上で共演。 書き下ろし絵本あり、マンガあり、対談ありの豪華な1冊です。 <対談>「ボクらふたりができるまで、 そしてこれからのこと」あべ弘士×長谷川義史 <絵本>「セイウチぼうや」あべ弘士/「はいチーズ」長谷川義史 <マンガ>「さんぱつやきょうこさん」長谷川義史/「しいくがかりのひろえちゃん」 あべ弘士 <産婆レポート>『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』、『なめとこ山の熊』ができるまで 松田素子 <旅のレポート>「ひげのおっさんツアーより」増田喜昭 <エッセイ>「あべさんへ」二宮由紀子、荒井良二、山極寿一、中村獅童、新沢としひこ、竹田津実、市河紀子/ 「長谷川さんへ」杉浦範茂、中川ひろたか、室井滋、内藤裕敬、村中李衣、あおきひろえ 【随想】あの時わたしは、今わたしは・藤野千夜 【連載】「本を読む(2)」岩瀬成子/「リョウ&ナオ(2)」川端裕人/「ロールイチゴ(8)」ひこ・田中/ 「子どもたちによろしく(10)」長崎訓子 【エッセイ】わたしの一冊・前田司郎/樫崎茜 【Books】絵本・及川賢治(100%ORANGE)/児童書・加藤純子/YA・金原瑞人/大人の本・穂村弘