2011年3月8日発売
家族写真家族写真
玉緒が就職のために村を発つ前日、父の発案で撮った家族写真。半年後、帰郷した彼女は写真館に飾られた写真を前に「遅くなってごめんなさい」と呟く(「家族写真」)。断食で衰弱したガンディーの口から漏れた言葉は、幼き頃に別れた息子の名前だった(「わが胸のマハトマ」)ほか、美しく華麗な短篇七本に加え、文庫版「あとがき」を収録。
ヴォイス 西のはての年代記2ヴォイス 西のはての年代記2
“西のはて”の都市アンサルでは、他国の圧政により、長い間本を持つことが禁じられていた。かつて交易と文化を担っていた名家に生まれた少女メマーは、一族の館に本が隠されていることを知り、当主である道の長からひそかに教育を受けるようになるー。巨匠ル=グウィンがおくる、新たなファンタジー・シリーズ第二作。
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