2012年12月発売
万能鑑定士Qの短編集II万能鑑定士Qの短編集II
美人鑑定家が奔放な知識で「人の死なない」コージー・ミステリに挑む、エンタメ・ノヴェルの先駆的ブランド「Qシリーズ」。総額8億円もの切手コレクションから1枚300万円の変わり種銀貨、満開のソメイヨシノまで、あらゆるアイテムにまつわる不可思議と、胸のすくような謎解き、驚くべき結末の数々。ついには凛田莉子の最大のライバル、雨森華蓮が出所し…。面白くて知恵がつく至福の読書、Qの短編集、大反響の第2巻。
豊国神宝豊国神宝
豊臣氏滅亡から十年。三代将軍家光と大御所秀忠の対立を背景に、天海、柳生宗矩、宮本武蔵、伊達政宗ら、欲に憑かれた者どもが死闘を繰り広げていた。彼らの狙いは、幕府転覆すら招く豊臣氏の遺宝“豊国神宝”。この醜い戦いのゆえに愛する人々を奪われたとき、若き剣客・木下右近もまた修羅の鬼となる決意をするー。豊国神宝とは何なのか?気鋭が描く大活劇。
乙女の密告乙女の密告
ある外国語大学で流れた教授と女学生にまつわる黒い噂。乙女達が騒然とするなか、みか子はスピーチコンテストの課題『アンネの日記』のドイツ語のテキストの暗記に懸命になる。そこには、少女時代に読んだときは気づかなかったアンネの心の叫びが記されていた。やがて噂の真相も明らかとなり…。悲劇の少女アンネ・フランクと現代女性の奇跡の邂逅を描く、感動の芥川賞受賞作。
万葉集万葉集
雄略天皇から大伴家持に至るまで、万葉時代のさまざまな和歌を集めた歌集『万葉集』。この時代をふり返ってみると、大陸の脅威を感じはじめた古代日本人の姿があった。激動の時代のなかで人々はどのような想いを歌っていたのか?今なお日本人を惹きつけてやまない、日本文学の原点とも言える名歌の数々を漫画化。