2012年4月25日発売
「神はおまえたちの脳にあるーー」大脳が異常発達を遂げた小学生集団が展開する、驚愕の宗教「勉教」とは!? 史上最年少の犯罪集団に、特殊能力を持つ捜査班「チームクワトロ」が立ち向かう!
アイルランドの女子大生ブリーダの、英知を求めるスピリチュアルな旅。恐怖を乗り越えることを教える男と、魔女になるための秘儀を伝授する女がブリーダを導く。愛と情熱とスピリチュアルな気づきに満ちた物語。
部活、恋愛、友達、宝物、出逢いと別れ……少年少女小説の名手たちが綴った短編青春小説6編を集めた、極上のアンソロジー。あさのあつこ、魚住直子、角田光代、笹生陽子、森絵都、椰月美智子の作品を収録。
浅見家の菩提寺、聖林寺の鐘の音が夜中に鳴り渡った。浅見光彦と雪江が不気味に思っていると、翌日その鐘から血が滴っていたと住職から知らされる。さらに半月後、顔に鐘の紋様痕をつけた男の変死体が隅田川に浮かんだ。浅見は、琴電の切符を唯一の手掛かりに四国高松へと飛ぶ。被害者の美しい妹と共に事件を追う浅見は、「カネ」にまつわる過去の死と人間の愛憎を浮かび上がらせ…。浅見の名推理を堪能できる傑作長編。
1922年、北海道・旭川で生まれた私は、両親や兄弟姉妹の愛情に包まれながらも、体が弱かったせいか人一倍臆病な子供で、無気味さと淋しさ、不安や恐怖の入りまじった中にあったような気がする。しかし小学校にあがり、級友たちとのふれあいや人の死など様々なことを経験し、「生きる」とはどういうことかをおぼろげに感じ始めるー。愛と信仰と文学に生きた作家、三浦綾子の原点が鮮やかに描かれた、長編自伝小説。
赤穂浪士を預かった大名家で発見された奇妙な文献。そこには討ち入りに関わる驚愕の謎が記されていた。さらに謎にまつわる殺人事件も発生。謎と事件に右往左往する静湖姫の前に、また素敵な男性が現れてーー。
女主人として銀の森屋敷を切り盛りするパット。幸せなはずだったが、姉や兄、そして妹までが結婚することになり周囲からは「売れ残り」と陰口をきかれるように。そんなパットが辿り着いた真実の愛情とは?
警視庁捜査一課の沢と舞子は、チョコザイと名乗る青年に出会う。彼は事件の証拠を目にすると突然、難解だが事件解決の重要な手がかりとなる単語をつぶやいた。2人はそれをもとに犯人を追い詰めていくーー。
外資系カード会社に勤務する27歳の藤崎翔は、会社が大規模なリストラ策を打ち出したことを機に独立、仲間たちと新規事業を立ち上げる。CEO(最高経営責任者)として舵取りを任されるが……青春経済小説!
17歳のおちかは、実家で起きたある事件をきっかけに心を閉ざした。今は江戸で袋物屋・三島屋を営む叔父夫婦の元で暮らしている。三島屋を訪れる人々の不思議話がおちかの心を溶かし始める。百物語、開幕!
元・空き巣狙いの会田は、甥が練炭自殺をしたらしい瞬間に偶然居合わせる。ドアにはサムターン錠がかかったうえ目張りまでされ、完全な密室状態。だが防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、これは計画的な殺人ではないかと疑う(「鍵のかかった部屋」)。ほか、欠陥住宅の密室、舞台本番中の密室など、驚天動地の密室トリック4連発。あなたはこの密室を解き明かせるか!? 防犯探偵・榎本シリーズ、第3弾!月9ドラマ『鍵のかかった部屋』原作!
日本有数の製薬会社会長の所有する山中湖畔の別荘。一族が集まった正月に、悲劇の幕が切って落とされる。当主である会長が姪の摩子に刺殺されたのだ……クイーンの名作「Yの悲劇」に挑戦した傑作推理!
新たな任務を受け、再び兄妹として暮らし始めた2人。だが、隣人の女の不可解な行動から事件が起こり… 50万部超! 『ワイルドビースト』シリーズのユウが描く<殺し屋×孤独な少女>の愛の物語第III巻。
榊信一は大学時代に同郷の恋人を絞め殺しかけ、自分の中に眠る、すべての女に向けられた殺人願望に気づく。ある日、自分が病に冒され余命僅かと知り、欲望に忠実に生きることを決意する。それは連続殺人の始まりだった。榊の元恋人だけが榊の過去の秘密を知るなか、事件を追う刑事、蒼井凌にも病が襲いかかり、死へのカウントダウンが鳴り響く。そして事件は予想もしない方向へー衝撃の展開、感涙の結末。
【特集】「日本発! ファンタジー」 子どもにも大人にも人気のある「ファンタジー」。今回はその中でも、「日本のファンタジー」にスポットをあてました。 日本の作家による書きおろし6作品のほか、エッセイや小論など、日本のファンタジーの魅力や秘密をたっぷりお届けします。 今だからこそ読みたい、読んでほしい。お話を読み終えた後に心に残るものを、ぜひ味わってください。 <創作>「水玉売りの話」竹下文子/「ソラガアオイ」朽木 祥/「アリスズ・キッチンはおべんとうやさん」柏葉幸子/ 「白猫白猫、空駆けておいで」村山早紀/「時間の神様」たからしげる/「ソウタのセンセイ」岡田 淳 <ブックリスト・エッセイ>「縦横無尽な本棚ー日本ファンタジーのすすめ」幅 允孝 <小論>「日本のファンタジーの系譜ー草創期から現在まで」野上 暁 【詩】「おとなになるために」山本けんぞう 【とじこみ絵本】「グスコーブドリの伝記」原作・宮澤賢治/絵と文・つかさおさむ 【随想】あの時わたしは、今わたしは・加藤久仁生 【連載】「本を読む(4)」岩瀬成子/「リョウ&ナオ(4)」川端裕人/「ロールイチゴ(10)最終回」ひこ・田中/ 「子どもたちによろしく(12)」長崎訓子 【マンガ】「さんぱつやきょうこさん(28)」長谷川義史 【エッセイ】わたしの一冊・辻村深月/三浦太郎 【Books】絵本・及川賢治(100%ORANGE)/児童書・加藤純子/YA・金原瑞人/大人の本・穂村弘