2012年6月発売
法に触れない限り、何でもお届けします。冴えない酒店の片手間仕事のはずが、最近、ワケあり注文が多い。「アイドルに贈り物を手渡して欲しい」「上司に悪意を」などの難題に直面する無愛想な若き二代目店主、片桐章。彼もまた胸の奥に大きな遺失物を抱えていた…。ボイルドエッグズ新人賞作家が放つ、可笑しく、ほろ苦く、心温まる感動長篇。
チョコザイはFBIの捜査官候補生だった。ラリーは沢と舞子に接触するが、2人は動揺を隠せない。そんなときチョコザイの家族がわかり、舞子の母の死にある疑惑が持ち上がる。感動&怒濤の結末!
「A.O.Z 刻に抗いし者」の新シリーズ第2巻。ティターンズの拠点であるコンペイトウの制圧作戦が開始。ヴァンは捕らわれたダニカを救出できるか!?
『ユリシーズ』『特性のない男』などとともに20世紀前半を代表する前衛文学の記念碑的巨編、奇蹟の復活。1920年代、刑務所から出所した男がベルリンの底辺を彷徨するー都市と人間のたたかいを実験的手法を駆使しつつ、壮大なポリフォニーとして描き出す、近年、再評価の声が高いデーブリーンの代表作。
萩尾望都さん(漫画家)、驚愕! 「彼女は産みたくなかった。子供は産まれたくなかった。 愛そうとした。憎しみが返ってきた。 ほんとうは何が起こったのか? 彼女は語り続ける、思い出を、記憶を。理解するために、ケヴィンのことを」 三浦しをんさん(作家)、絶賛! 「主人公・エヴァの手紙を読み進むうち、母性への幻想や常識が揺さぶられていく。 母と子もまた、謎に満ちた人間関係のひとつに過ぎない。そう認めるところからしか、真の希望は生まれないのではないか。 途中でやめられず徹夜して読み、朝の光のなかであれこれ想像と考えをめぐらせずにはいられなかった」 キャリアウーマンのエヴァは37歳で息子ケヴィンを授かった。手放しで喜ぶ夫に対し、なぜかわが子に愛情を感じられないエヴァ。その複雑な胸中を見透かすかのように、ケヴィンは執拗な反抗を繰り返す。父親には子供らしい無邪気さを振りまく一方、母親にだけ見せる狡猾な微笑、多発する謎の事件・・・・・・。そんな息子に“邪悪”の萌芽をみてとるが、エヴァの必死の警告に誰も耳を貸さない。やがて美しい少年に成長したケヴィンは、16歳を迎える3日前、全米を震撼させる事件を起こすーー。100万人が戦慄した傑作エモーショナル・サスペンス、日本解禁! 女性作家の最高峰・英オレンジ賞受賞作。 アカデミー賞女優ティルダ・スウィントン主演/制作総指揮により映画化! 6月30日より全国順次公開(配給クロックワークス) ゴールデングローブ賞・英国アカデミー賞(主演女優賞)ノミネート カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品 監督:リン・ラムジー(『ボクと空と麦畑』『モーヴァン』) 出演:ティルダ・スウィントン/ジョン・C・ライリー/エズラ・ミラー 作曲:ジョニー・グリーンウッド
萩尾望都さん(漫画家)、驚愕! 「彼女は産みたくなかった。子供は産まれたくなかった。 愛そうとした。憎しみが返ってきた。 ほんとうは何が起こったのか? 彼女は語り続ける、思い出を、記憶を。理解するために、ケヴィンのことを」 三浦しをんさん(作家)、絶賛! 「主人公・エヴァの手紙を読み進むうち、母性への幻想や常識が揺さぶられていく。 母と子もまた、謎に満ちた人間関係のひとつに過ぎない。そう認めるところからしか、真の希望は生まれないのではないか。 途中でやめられず徹夜して読み、朝の光のなかであれこれ想像と考えをめぐらせずにはいられなかった」 キャリアウーマンのエヴァは37歳で息子ケヴィンを授かった。手放しで喜ぶ夫に対し、なぜかわが子に愛情を感じられないエヴァ。その複雑な胸中を見透かすかのように、ケヴィンは執拗な反抗を繰り返す。父親には子供らしい無邪気さを振りまく一方、母親にだけ見せる狡猾な微笑、多発する謎の事件・・・・・・。そんな息子に“邪悪”の萌芽をみてとるが、エヴァの必死の警告に誰も耳を貸さない。やがて美しい少年に成長したケヴィンは、16歳を迎える3日前、全米を震撼させる事件を起こすーー。100万人が戦慄した傑作エモーショナル・サスペンス、日本解禁! 女性作家の最高峰・英オレンジ賞受賞作。 アカデミー賞女優ティルダ・スウィントン主演/制作総指揮により映画化! 6月30日より全国順次公開(配給クロックワークス) ゴールデングローブ賞・英国アカデミー賞(主演女優賞)ノミネート カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品 監督:リン・ラムジー(『ボクと空と麦畑』『モーヴァン』) 出演:ティルダ・スウィントン/ジョン・C・ライリー/エズラ・ミラー 作曲:ジョニー・グリーンウッド
平安時代末期。平氏の棟梁・清盛の太政大臣任命を機に、武家から貴族へと勢いを強めはじめる平家。しかし、清盛の台頭を面白く思わない後白河法皇をはじめ、朝廷の院政勢力による反平家の波が起こりはじめる…。平安貴族と武士たちの栄華から滅亡までを描くことで、日本独自の風情をかもしだす、軍記物語の傑作を漫画化。
2010年の世田谷から、1992年のユーゴスラヴィアで、そして1945年8月14日の大阪でー。1945年に広島にいた祖父。大阪で生まれ育ち、2010年の東京で一人で暮らす36歳のわたし。無職生活を続ける友人の中井、行方不明の「クズイ」…。戦争や震災など過去の記憶と、65年前に書かれた作家の日記が交錯し、現実の時間が動き始める。読むものを深い思索へ誘う傑作小説。
密室状態の家で両親と兄が殺され、小学生だった彼女だけが生き残ったその事件は「僕」が12歳の時に起きた。「僕」は事件のことを調べてゆく。「折鶴事件」と呼ばれる事件の現場の写真を見る。そして…。巧みな謎解きを組み込み、エンタテインメントをのみ込む、渾身の長編。