2012年9月14日発売
日本近代短篇小説選 昭和篇 2日本近代短篇小説選 昭和篇 2
「「生きられますか?」と彼は彼女にきいてみた。」(野間宏『顔の中の赤い月』)-焼跡から、記憶から、芽吹き萌え広がることばと物語。昭和二一年から二七年までに発表された、石川淳・坂口安吾・林芙美子らの一三篇を収録。
中勘助『銀の匙』を読む中勘助『銀の匙』を読む
第一講 中勘助と『銀の匙』の世界 1 象徴としての銀の匙 2 「生きている過去」 3 年譜的な背景 第二講 神田と小石川 1 神田の生活 2 伯母さんの世界 3 小石川へ 第三講 伯母さんとお国さん 1 伯母さんの「教育」 2 はじめての友だち 3 かくれんぼ 第四講 学校のなかで 1 学校生活 2 「恋人」お恵ちゃん 3 「おかあ様」の論理 第五講 孤立する「私」 1 お恵ちゃんとの別れ 2 「つむじまがり」 3 出口なし 第六講 別離と出発 1 伯母さんとの別れ 2 美しい人 3 新しい旅の予感 あとがき
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