2013年5月11日発売
虹と修羅虹と修羅
戦争を時代背景に青春期から女の自立を目指し、結婚、出産を経た主人公・宗像滋子の人生は子宮癌の発症とともに新たな局面を迎え、死への漠然たる恐怖が幼年期に抱えていた性欲と対をなすものと知るのであった。そして娘との確執が彼女をさらなる混乱へー。円地文学の最高峰ともいえる『朱を奪うもの』『傷ある翼』に続く三部作の最後を飾る谷崎賞受賞作。
青玉は光り輝く青玉は光り輝く
タイムトラベル能力の調整のために行う“時間消化”中に、若き日の祖父に出会ったグウェンドリン。絶好のチャンスとばかりギデオンや“監視団”のメンバーには内緒で、ルーシーとポールがクロノグラフを盗んで逃亡した謎を解明しようと画策する。クロノグラフが十二人のタイムトラベラーの血を読みこんだとき、いったい何が起きるのか?そしてグウェンドリンに固執するサンジェルマン伯爵の思惑は?ドイツで百万部突破のタイムトラベル・ファンタジー第二弾。
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