2013年8月26日発売
盆栽/木々の私生活盆栽/木々の私生活
チリの首都サンティアゴに住む、作家志望の若者フリオ。学生時代、彼にはエミリアという恋人がいた。彼女と過ごした日々、二人が読んだ本の数々、現在フリオが書く小説「盆栽」の構想、そしてエミリアの死…メタフィクション的かつ斬新な語りと、生と死をめぐる即物的なまでの描写が胸を打つ(『盆栽』)。ある晩、絵画教室から戻らない妻ベロニカを待ちながら、幼い義理の娘ダニエラを寝かしつけるために自作の物語「木々の私生活」を語り聞かせる日曜作家のフリアン。妻は帰ってくるのか、こないのか。不意によみがえる過去の記憶と、彼と娘の未来が、一夜の凝縮した時間から広がっていく(『木々の私生活』)。樹木を共通のモチーフとして、創作と書物、失われた愛、不在と喪失の哀しみを濃密に浮かび上がらせる。深い余韻を残す、珠玉の二篇。
Fire◎Flower(十人十色に輝いた日々)Fire◎Flower(十人十色に輝いた日々)
幼馴染の蓮(レン)と鈴(リン)は、部活に、進路に、恋に、悩みながらも成長していく。さらに、ハル先輩を想い続ける未来(ミク)が、ついにドイツへ!?『桜ノ雨』シリーズ第三弾!!スピンオフ作品として登場!『桜ノ雨』のキャラクターたちが織り成す珠玉の青春ストーリー!
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