2014年4月11日発売
おっとり若旦那 事件控(三) 大江戸宝さがしおっとり若旦那 事件控(三) 大江戸宝さがし
相も変わらず懐が寂しい槌屋の若旦那・惣二郎のもとへ、いきなり駿河大納言忠長に仕える者が訪れた。どうやら、昵懇になった気の良いどこかのお殿様・竹の乳母である福の入れ知恵らしい!?とりあえず話を聞いてみたものの、それが仙台伊達藩の軍資金、十万両の在処を記した書状を巡るもので…。あわよくば十万両が惣二郎の懐に!?
見えない世界の物語 超越性とファンタジー見えない世界の物語 超越性とファンタジー
児童文学の一分野であったファンタジーが、大人をも魅了している。「ハリー・ポッター」シリーズ、『指輪物語』『となりのトトロ』…。宗教的な神話や伝説、昔話などが、近代以降どのように物語として再生したのか。『アラビアン・ナイト』から、ペロー、グリム兄弟、アンデルセンを経て現代の「ナルニア」シリーズに至るまでを分析し、ファンタジーに潜む宗教的なものの源泉をさぐる。
かかとを失くして 三人関係 文字移植かかとを失くして 三人関係 文字移植
九時十七分着の夜行列車で中央駅のホームへ降りた、遠い国から来た私。なぜか周囲からかかとを笑われながら、書類結婚をした男の住む十七番地のアパートで、扉に隠れて姿を見せない夫との奇妙な生活が始まる。ドイツで作品を発表していた著者が、群像新人賞を受賞して日本で衝撃的デビューを飾った「かかとを失くして」他二篇。“21世紀の世界文学”の幕開けを告げる、記念碑的作品集。
本所若さま悪人退治本所若さま悪人退治
「火事と喧嘩は江戸の花」と申しましても、喧嘩をうまく治めるのは難儀なこと。まして侍と棒手振りの一戦となればなおのこと。そんな派手な喧嘩を見事治めてみせたのが、日之本源九郎と名乗る謎の若さま。すると今度は喧嘩の片割れ棒手振り仙太を手下に、女や子供を拐かす悪人退治にいざ出陣。結果やいかに?愉快、痛快、奇々怪々の若さま活劇、まずはご覧あれ。
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