2015年11月27日発売
21世紀初頭ーー「北の大国」は北海道、新潟、栃木北部までを侵攻。「日本民主主義人民共和国(DPRJ)」を成立させた。日本軍は首都東京を死守すべく、埼玉北部に解放戦線(NFL)を結成、藍とその友人である三人組の所属する無国籍軍が盾となり内線状態が続いていた。藍は狙撃の腕と、その身体能力を買われ、沙羅たち3人を率いる狙撃兵のリーダーとなるのだが、突然の空爆で全身を負傷し、一時的に意識不明となってしまうのだった……。敵は「北の大国」。対東京無国籍部隊??映像版「東京無国籍少女」では描けなかった空白の時間が蘇る。待望のノベライズ!!
二人の男が凶弾に倒れたークロノスシステムが予見する死を阻止すべく駆けつけた“次世代犯罪情報室”メンバーの前に、最強の男と女が現れた。やがて浮上する秘密組織と恐怖のテロ計画。奴らの真の目的とは何か?
女性初の皇太子となり、「女に天皇は務まらない」と言われながら、民のため、国のため、平和の世のために生きた孝謙称徳帝。聖武天皇の娘として奈良に仏教王土を築き、遣唐使を派遣し、仲麻呂ら逆臣の内乱を鎮め、道鏡を引き立て、隼人を傍に置いた。一人の人間として、女性としての人生をも求めた女帝の真の姿とは。突然の死と秘められた愛の謎を、和気広虫ら女官たちが解き明かす、著者初の歴史大作。
輸血を拒む少年と、命を委ねられた女性裁判官。深い余韻を残す長篇小説。法廷で様々な家族の問題に接する一方、自らの夫婦関係にも悩む裁判官の元に、信仰から輸血を拒む少年の審判が持ち込まれる。聡明で思慮深く、しかし成年には数か月足りない少年。宗教と法と命の狭間で言葉を重ねる二人の間には、特別な絆が生まれるがーー。二つの人生の交わりを豊かに描きながら重い問いを投げかける傑作長篇。
手づくりの鎧兜と殺人用の武器を身につけた読者たちが、おのれの全存在をかけて血みどろの戦いを繰り広げる驚異の物語。ダークな想像力と物語性をあわせもつ新世代のモンスター誕生!!!ソ連崩壊後の世界に生きる人々を活写した驚異のスプラッターノヴェルとして、賛否両論ありながらロシア・ブッカー賞を受賞した問題作、ついに邦訳なる!!!
ゴブリンキングを討伐し、タイガーウルフを討伐し、ちょっかいを出すギルドの荒くれ者もちょちょいといなし…元引きこもりゲーマーだったユナの二つ名は、今やブラッディベアーに!冒険者ランクも、初心者Fから一挙にDにランクアップ。クマの形のクマハウスを建てたユナは、クマハウス+チートな強さ+クマ装備のせいで、すっかり街の有名人。そんななか、領主フォシュローゼからギルドを通じて指名依頼が舞い込んで…?噂のクマっ娘・ユナの冒険物語第2弾!
軍政下のチリ、奇抜な空中詩パフォーマンスでその名を馳せた飛行詩人カルロス・ビーダー。複数の名をもつ彼の驚くべき生涯とはー。『アメリカ大陸のナチ文学』から飛び出したもうひとつの戦慄の物語。