2015年12月22日発売
はだれ雪はだれ雪
扇野藩に流罪となった幕府の目付役・永井勘解由。若くして扇野藩士中川家の後家となった紗英は、勘解由の接待役兼監視役を命じられた。この年、江戸城内で藩州赤穂の大名浅野内匠頭が高家筆頭吉良上野介を斬りつける事件が起きていた。浅野内匠頭は即日切腹。だが勘解由は老中に切腹見合わせを進言し、切腹直前、ひそかに浅野内匠頭の“最期の言葉”を聞いたという。その行いが、将軍徳川綱吉の機嫌を損ねたのだった。雪が舞い散る中、屋敷に到着した勘解由を迎え入れた紗英は、役目を全うしようとするがー。身分を隠し、勘解由の元を訪れる赤穂浪人。勘解由のやさしさに惹かれてゆく紗英。扇野藩に、静かに嵐が忍び寄る。時代長編!
エデュケーションエデュケーション
日本に必要なのは、子どもの可能性を伸ばす小学校だ。就活中の学生たちが、夢に向かって立ち上がった。設立資金は四億円。奔走する彼らを襲う挫折、裏切り、黒い策謀…目指す「志ある授業」は実現するのか。不可能に挑む青春群像を描き心震わす力作!
学校の近くの家学校の近くの家
ちょっと変わった先生。母の謎とPTA。行事をめぐる一喜一憂。男子と女子の攻防。隣町への小さな旅。マスコミを賑わした誘拐事件。「五年生男子」の視点から克明に立ち上がる、ノスタルジーも無垢も消失した、驚くべき世界像。瞠目の“小学生小説”。
超訳ラヴクラフト ライト(2)超訳ラヴクラフト ライト(2)
難解と言われる「H・P・ラヴクラフト」の作品が親しみやすく、より読みやすくをコンセプトに『超訳LLシリーズ』として生まれ変わりました。「クトゥルー神話」には興味があるけど読みにくくて…という方々にお勧めです。
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