2015年3月27日発売
能面島神隠し事件能面島神隠し事件
能面島と呼ばれる絶海の孤島で、6年に一度の秘祭の最中、“神様”が惨殺された。小説執筆のため取材に訪れていた久堂とひばりは、事件に巻き込まれ、島に伝わる天女伝説と旧帝国軍部による極秘計画の存在を知る。そして、ひばりが神隠しに…!?最凶の宿敵・大鴉が怪しく羽ばたく!!
革命前夜革命前夜
1989年、日本の喧騒を逃れ、ピアノに打ち込むために東ドイツに渡った眞山柊史。 彼が留学したドレスデンの音楽大学には、 学内の誰もが認める二人の天才ヴァイオリニストがいた。 正確な解釈でどんな難曲でもやすやすと手なづける、イェンツ・シュトライヒ。 奔放な演奏で、圧倒的な個性を見せつけるヴェンツェル・ラカトシュ。 ヴェンツェルに見込まれ、学内の演奏会で彼の伴奏をすることになった眞山は、 気まぐれで激しい気性をもつ彼に引きずり回されながらも、彼の音に魅せられていく。 冷戦下の東ドイツを舞台に、一人の音楽家の成長を描いた、 著者渾身の歴史エンターテイメント。
イザベルにイザベルに
ポルトガル・サラザール独裁政権下で姿を消した、謎の女イザベル。『インド夜想曲』『遠い水平線』の著者が遺した最後のミステリ 姿を消したひとりの女性の軌跡を辿りながら、語り部の現実と幻想の糸で織りなされる彩り豊かな曼荼羅の中を、私たちは旅をする。--ヤマザキマリ(漫画家)
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