2015年4月16日発売
凡 例 主な登場人物 地 図 アメリカ合衆国 南部連合の一一州 ジョージア州 第一部 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 訳者解説㈠ スカーレットとそのDNA 『風と共に去りぬ』関連略年表(ジョージア州と南北戦争) 訳者あとがき 注
当代一の誉れ高い絵師・円山応挙の弟子・吉村胡雪こと彦太郎。その応挙の絵を絵図とこき下ろし、我こそ京随一の絵師と豪語する深山箏白こと豊蔵。彦太郎が豊蔵を殴りつけるという最悪の出会いから、会えば喧嘩の二人だが、絵師としては認め合い、それぞれ名声を高めながら数奇な人生を歩んでいくー。京画壇華やかなりし頃を舞台に、天才絵師の矜持と苦悩、数奇な生き様を描いた、読みごたえたっぷりの傑作時代小説!
男が教師になって二年目の夏、女子生徒の母親が首吊り自殺をする。この瞬間から、男の人生は軋みながら、音を立てずに崩れていくー男は、女に喰われるために生きているのか?三年坂、鳥辺野ー古都の曰く因縁が、男と女の業をあぶり出す。
小学六年生になった息子の様子がおかしい。どうも恋をしているらしい。探偵である“おれ”が訊ねるとあっさり認めたが、彼女は間もなくイギリスへ引っ越すという。それでも告白するという息子に、おれは全力で応援することを告げる。一方、ある事件を通して知り合った老人から「知り合いが振り込め詐欺に遭った。何とかしたいので手伝ってくれ」との連絡が入る。おれは話をきくため、カフェに向かった…。東京・吉祥寺の町を探偵・川庄が今日も走る。個性的な脇役も光る書き下ろし探偵ミステリー。
京都の寺町三条商店街にポツリとたたずむ、骨董品店『蔵』。女子高生の真城葵はひょんなことから、そこの店主の息子、家頭清貴と知り合い、アルバイトを始めることになる。清貴は、物腰は柔らかいが恐ろしく勘が鋭く、『寺町のホームズ』と呼ばれていた。葵は清貴とともに、客から持ち込まれる、骨董品にまつわる様々な依頼を受けるがー古都を舞台にした、傑作ライトミステリー!