2015年8月4日発売
近ごろ呆けの進んだ新兵衛が妙な間合いで「南無妙法蓮華経」のお題目を唱えるため、みんなは困り果てていた。身延山久遠寺に詣でたことがあり、それを思い出しているらしい。どうにかしようと、孫のお夕の付き添いで小籐次はおりょう、駿太郎とともに代参の旅に出るが、一行を何者かが待ち受けていた。好調シリーズ第3弾!
NHKドラマ化、韓国映画化決定! 仕事と結婚に失敗した荒井尚人。いまの恋人にも半ば心を閉ざしているが、やがて唯一の技能を活かして手話通訳士になる。 あるろう者の法廷通訳を引き受け、過去の事件に対峙することに。現在と過去、二つの事件の謎が交錯をはじめ……。 マイノリティの静かな叫びが胸を打つ、感動の社会派ミステリー。シリーズ通して読み継がれるロングセラーです。 〈第6回 全国高校ビブリオバトル グランドチャンプ本〉 ※NHKドラマ化決定! 草ナギ剛さんが荒井尚人を演じます。2023年12月16日(土)、23日(土) よる10時放送予定。(総合・BSP4K) ※韓国映画化決定! 映画『無垢なる証人』、ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のム・ジウォン脚本カ、長篇映画監督デビュー作。2024年クランクイン予定。
京の呉服商「更紗屋」の跡継ぎになりたくない、染師になると言って勘当され行方知れずとなっていたおりんの兄・紀兵衛。その兄と神田で再会したおりんは更紗屋再建の望みを兄に託そうとするが頑なに拒否される。そんなある日、兄の修業先・神田紺屋町で毒殺事件が起こり、その犯人として紀兵衛が捕縛される。
刑事カーソンが休暇で赴いたケンタッキーの山中で連続殺人が。犯人はネット上の宝探しサイトで犯行を告知し、死体はどれも奇怪な装飾を施されていた。捜査に巻き込まれたカーソンの前に現れたのは、実の兄にして逃走中の連続殺人鬼ジェレミー。ディーヴァーばりのスリルとサプライズで人気のシリーズ第6弾。
ある新人賞に驚異的な小説が応募されたことから物語は始まる。書評家の私は、旧知の編集者から頼まれて、連絡のとれない作者・風森大樹を捜すことに。だが、本籍地の青森で調査しても、その行方は杳として知れない。風森には超能力があったと、小学校の同級生の政夫は驚くべき話をした。その後、調査を手伝った政夫が突然、死亡。これはただ事ではないー次々襲い来る緊急事態に、ページを繰る手が止まらない傑作サスペンス!
風森の一族は人知を超えた能力を隠し、ひっそりと暮らしてきた。その力を奪取しようと目論む組織と風森との間で、激しい戦闘が勃発する。金絡みのゴタゴタでヤクザ・輝田組も参戦。私と地元の若者・広司、組織から寝返ったという謎の美女・名美の三人は風森と行動をともにし、危地からの脱出を目指す。すると恐るべき名美の能力が明らかになりー。そして物語は胸を熱くする壮麗フィナーレへ。あなたは衝撃シーンの目撃者となる!
吹雪のススキノで、道北の小さな町の町長が銃撃された。暗殺か、怨恨か、はたまた痴情の縺れか…。合同捜査本部に加わった南支署の刑事たちは地道な捜査を進めるが、やがて見えてきたのは、身内である警察すら取り込まれた巨大な利権の構造だった。そして、事態を悪化させる更なる事件がー。北の繁華街ススキノの片隅で、ちっぽけな署の刑事たちの反撃が始まる。
大海原を航海中のメガヨットでくつろぐ6人の男女。カードゲームに興じる者、カクテルを傾ける者、航海を優雅に過ごす彼らに共通することは2つ。ひとつは大人気漫画の愛好者であるということ。そして、もうひとつは、今夜、“一線を超えた”ことー。成功を掴んだはずの6人に巻き起こる、血みどろのサスペンス劇!
チャイルドが支配する世界を目指す宗教団体「リボーン」により、壊滅的な状態になった北海道。リボーンの幹部である高校生の氷室香鈴は、命令を自由に操れる機械ナノクイーンを使い、宮内雅人に挑戦状を突きつける。“恋人がいる者はその相手を殺せ”-追い詰められた雅人と、恋人の春野美咲は…大人気サバイバルホラー、最新刊!
京都の寺町三条商店街の骨董品店『蔵』でアルバイトを始めた、女子高生の真城葵。店主の孫・家頭清貴は、物腰は柔らかいが恐ろしく勘が鋭い、ちょっと“いけずな”京男子。ある日、一見の客が『蔵』を訪れ、清貴は骨董の茶碗の鑑定を頼まれる。それが贋作だとあっさり見抜いた清貴だったが、後日、清貴と葵の前に円生と名乗る若い僧侶が現れる。円生は、稀代の贋作師だったー大ヒットキャラミスの第二弾!
古稀を間近に控え、いまだ衰えぬ女性への執着を示す不動産会社社長の悦楽の情交と、とある思惑を描く「女体遊び」。不注意から起こしてしまったトラブルを解決してもらうことを条件に、知人の禁断の道楽に付き合うことになる「人魚の戯れ」など、第一線の人気作家による書き下ろし官能アンソロジー。
婚活連続殺人事件で死刑判決を受けた「さくら」という名の醜女と、その周辺取材を始めた42歳の女流官能作家。さくらはなぜ男たちに「女神」と崇められ、求められたのか?その男たちを殺めた真相はー。女の嫉妬と渇望を描く名手、作家・花房観音の入魂作!