小説むすび | 2016年11月15日発売

2016年11月15日発売

コンテクスト・オブ・ザ・デッドコンテクスト・オブ・ザ・デッド

出版社

講談社

発売日

2016年11月15日 発売

「あなた、まだ、自分が生きていると思っているんですか?」編集者の須賀は作家と渋谷で打ち合わせ中、スクランブル交差点で女の子を襲うゾンビを目撃する。各地で変質暴動者=ゾンビの出現が相次ぐ中、火葬されたはずの文豪たちまで甦り始め……。この世界で生き残れるのは誰なのか!? 芥川賞受賞で話題を攫った羽田圭介が現代日本を撃つゾンビ・サバイバル問題作! 「あなた、まだ、自分が生きていると思っているんですか?」 編集者の須賀は作家と渋谷で打ち合わせ中、スクランブル交差点で女の子を襲うゾンビを目撃する。各地で変質暴動者=ゾンビの出現が相次ぐ中、火葬されたはずの文豪たちまで甦り始め……。 デビュー10年目の極貧作家K、久しぶりに小説を発表した美人作家の桃咲カヲル、家族で北へ逃げる小説家志望の南雲晶、区の福祉事務所でゾンビ対策に追われるケースワーカーの新垣、ゾンビに噛まれてしまった女子高生の青崎希。 この世界で生き残れるのは誰なのか!? 芥川賞受賞で話題を攫った羽田圭介が現代日本を撃つゾンビ・サバイバル問題作!

恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち

著者

森晶麿

出版社

講談社

発売日

2016年11月15日 発売

「静かな夜には口笛を吹きたくなる奴がいるものです。口笛が聴こえる夜は、もうすでにいつもの夜とは違いますからね」 四国と淡路島の境目にある〈恋路ヶ島サービスエリア〉の売り子になると、一年以内にプロポーズされるという伝説がある。その伝説を信じるでもなく信じている理代子は、ある夜事件に巻き込まれていく。人生の小休止=サービスエリアに集まった“獣”たちが繰り広げるポップでちょっとシリアスな長編ミステリ。 「静かな夜には口笛を吹きたくなる奴がいるものです。口笛が聴こえる夜は、もうすでにいつもの夜とは違いますからね」  四国と淡路島の境目にある〈恋路ヶ島サービスエリア〉。このサービスエリアの売り子になると、一年以内に恋人からプロポーズされるという伝説がある。そんな伝説を信じるでもなく信じている恋路ヶ島出身の理代子は、自宅アパートとバイト先のサービスエリアを往復する平凡な日常を送っていた。ある夜、謎の新入り清掃士マキノの「静かな夜です。気をつけて」という一言から、理代子は事件に巻き込まれていく。 死体を運ぶ兄弟、有名司会者と愛人、人類嫌悪団体〈ノア〉……。人生の小休止=サービスエリアに、その夜集まった“獣”たちが繰り広げるポップでちょっとシリアスな、長編ミステリ。 第一章 マキノ一 第二章 第三章 第四章 マキノ二 第五章 第六章 第七章 マキノ三 第八章 間奏 第九章 第十章 マキノ四 最終章 もう一つのエピローグ

晩年様式集晩年様式集

出版社

講談社

発売日

2016年11月15日 発売

作家自身を思わせる主人公の長江古義人は、3.11後の動揺が続くなか「晩年様式集(イン・レイト・スタイル)」と題する文章を書きだす。妻、娘、妹の「三人の女たち」からの反論。未曾有の社会的危機と自らの老いへの苦悩。少なくなる時間のなかで次世代に送る謎めいた詩。震災後の厳しい現実から希望を見出す、著者最新にして「最後の小説」。 作家自身を思わせる主人公の長江古義人は、3.11後の動揺が続くなか 「晩年様式集(イン・レイト・スタイル)」と題する文章を書きだす。 妻、娘、妹の「三人の女たち」からの反論。 未曾有の社会的危機と自らの老いへの苦悩。 少なくなる時間のなかで次世代に送る謎めいた詩。 震災後の厳しい現実から希望を見出す、著者最新にして「最後の小説」。 前口上として 余震の続くなかで 三人の女たちによる別の話(一) 空の怪物が降りて来る 三人の女たちによる別の話(二) アサが動き始める 三人の女たちによる別の話(三) サンチョ・パンサの灰毛驢馬 三人の女たちによる別の話(四) カタストロフィー委員会 死んだ者らの影が色濃くなる 「三人の女たち」がもう時はないと言い始める 溺死者を出したプレイ・チキン 魂たちの集まりに自殺者は加われるか? 五十年ぶりの「森のフシギ」の音楽 私は生き直すことができない。しかし私らは生き直すことができる。 解説 未来の扉は開くのだろうか  尾崎真理子

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