小説むすび | 2016年6月2日発売

未来Ｓ高校航時部ー端正な顔立ちと鮮やかな身のこなしで女子の人気を集める少女・黎、彼女に想いを寄せる歴史オタク・真琴、ＥＳＰを操る小坊主・越人、武術の達人・凛音、探偵団きっての秀才・学。卒業間近の五人に命じられた最後のタイムトラベル、目的地は、新撰組が華々しく活躍する京都だった。しかし、顧問・蓮橘と学を残して先にタイムリーパーに搭乗した部員が、同行者の少女・アザミと共に消失してしまう！彼らが飛ばされたのは、目指していた時代の数年先、旧幕府軍と新政府軍の巨艦が争う宮古湾海戦の最中だった！人気タイムトラベル・ミステリーシリーズ、ここに完結！

本格ミステリ作家クラブが選んだ２０１５年のベスト本格ミステリ短編＆評論のすべて！

外見は老朽化した貨物船だが、じつはハイテク装備の秘密工作船オレゴン号。長年の世界的な活躍が噂を呼び、その存在に疑いをいだくものが現われた。国際的に孤立するベネズエラ海軍だ。彼らはこの船が偽装であるのを確信し、ひそかに魔の手をのばそうとしていた。一方、オレゴン号船長のカブリーヨは、ＣＩＡから新たな依頼を受けていた。くだんのベネズエラ海軍が、北朝鮮へ武器を密輸しているというのだ。その証拠をつかみ、密輸経路を断つべく、カブリーヨと乗組員は隠密裏に動きだすー。

北朝鮮への武器密輸を暴くため、カブリーヨは大胆不敵な作戦に出た。しかし、正体を敵に見やぶられ、ベネズエラ海軍の激烈な反撃を受ける…。だが、それは悪夢のはじまりにすぎなかった。カブリーヨたちの行動はすべて把握され、乗組員はつぎつぎと攻撃にさらされる。鉄壁であるはずの船の秘密が盗まれているのか？やがてドローンからニュートリノまで、ハイテクを駆使する謎の人物が浮かびあがる。敵に迫るオレゴン号は１００年越しの巨大な陰謀の渦中へと！海洋冒険小説の巨匠最新刊。