2016年発売
物心つく頃から“ブス"だったわたし。結婚式に憧れて、自分は無理でも演出する人になろうとウェディングプランナーになった。そんなわたしが、ブスゆえに、やり手で絶世の美男子の久世課長に求婚され!?
7月31日、誕生日の夜に、葵海は幼馴染でバンド仲間の陸に気持ちを伝えられないままライブに臨み、失敗してしまう。落ち込む葵海は事故に遭い、目覚めた日はライブの一週間前!?
淮水で金軍の兀朮が岳家軍と、ほぼ同時に撻懶が梁山泊軍と交戦するが、それぞれ退く形で一旦収束する。兀朮は楊令の遺児・胡土児を養子に迎え、南宋の宰相に復帰した秦桧は漢土の統一を目指し奔走する。一方、梁山泊の新頭領・呉用からの命令は相変わらず届かず、新体制下の模索が続いていた。子午山では妻・公淑の死を想い、王進は岩の上に座すー。静かに時は満ち、戦端の火蓋が切られる、第二巻。
明治二十年代中頃、東京の外れに佇む三階建ての灯台のような異様な本屋「書楼弔堂」。無数の書物が揃うその店で、時代の移り変りの中で迷える人々と彼らが探し求める本を店の主人が引き合わせていく。
第二次世界大戦中、野々村は学徒動員で伊勢神宮を守る任務につく。終戦後、十五歳で東京に転居し考古学を研究してきた。遷宮で沸く伊勢へ七十年ぶりに帰郷し、同級生と再会。空襲で行方不明になったままの友人・加藤明が話題になる。野々村は、加藤の最後の姿を語り始めるが…。悲惨な戦争に翻弄された青春の封印が解かれた時、殺人の惨劇が!難事件に挑む十津川警部の名推理。長編旅情ミステリー。
離婚後、地元の弱小球団アリゲーターズで働きだしたシングルマザーの茜。球団マスコットキャラの「中の人」として、個性的すぎる選手たちと一緒に奔走し……。愛と勇気のお仕事小説。(解説/美奈川護)
木村電器の新人社員・小林は、社長の思いつきで「ロボット開発部」への異動を命じられる。何の専門知識もないまま、博覧会で発表するために、ロボット作りを強いられた彼が取った手段は、ロボットの中におじいさんを入れることだった。一見、うまくいくかに思われたその場しのぎの作戦は、おじいさんの暴走で思いもよらない展開にー。小林たちの運命やいかに!?ハートフルコメディ小説。
将軍上洛の報に大坂城は大騒ぎ。饗応の膳を調えることになった西町奉行の久右衛門は献立作りに四苦八苦。そこに東町奉行が名乗りを上げたことから、いつしか東西奉行所同士の闘いにー(「風雲大坂城」)。僧形の一団による押し込み強盗や、鍋奉行を騙る無銭飲食が現れたりと、不穏な空気に包まれる大坂の町。そんな中、同心の村越勇太郎は一大決心を固めー(「偽鍋奉行登場!」)。シリーズ第8弾。
動物虐待、ゴミ屋敷放火、下水道内でのガソリン爆発ーK署勤務の刑事・亜坂の身辺で奇妙な事件が続発する。それぞれの現場には意味不明な言葉が残されていた。亜坂は本庁の土橋刑事の協力を得て捜査に乗り出すが、犯行は凶悪化の一途をたどり、ついには身許不明の女性が撲殺体となって発見される。その遺体にも、謎の言葉が刃物によって刻まれていた!社会の闇を抉る警察捜査小説、第二弾。
神谷芳雄の愛人の弘子がつとめる京橋のカフェで、芳雄は怪物人間豹を知った。二人に襲い掛かる危機、さらには、歌姫の江川蘭子も魔の手に──。小五郎との対決や如何に!!(解説/桜木紫乃)
祖母が祖父を介護する家に居座る孫、唐突に同棲を快諾した恋人、鉢合わせした住人に違和感を抱く空き巣…。変わりゆく町で繰り広げられる一筋縄では解けない事件とは?精緻で心温まるミステリーの玉手箱。
神様から人間以外の生物に好かれる能力をもらって異世界に転生したネフェルティマは、宰相でもある父と領地視察に来ていた。そこでなぜかゴブリンたちに連れ去られたうえ、彼らの長にされてしまったネフェルティマ。魔物たちが元々住んでいた場所から追いやられていることを知った彼女はある計画を思いつき、周りの者たちをどんどん巻き込んでいくー。書き下ろし番外編『ネマの王宮での一日』を収録!!
“≪現代日本≫からファンタジーな≪異世界≫に【転移】した主人公は、勇者として活躍するもダンジョンの崩落にまきこまれ命を落としてしまった。 女神様に勇者の力はそのままで≪現代日本≫へ【転生】させてはもらえたものの、転生先に漂うのは陰謀の雰囲気。 ≪現代日本≫→【転移】→≪異世界≫→【転生】→≪現代日本≫と振り回され続けた主人公は、個性的すぎるヒロインたちと勇者の力で≪現代日本≫で発生する事件を切り抜けていく。“
暴力団『江満組』の若頭であった江満辰夫が六年の刑期を明け、出所した。上部団体会長高木に呼び出された辰夫は、兄が地元ヤクザを殺傷した温泉町『笹の川』に再び進出するよう命令される。しかもその直後、ヒットマンの襲撃が。『笹の川』のヤクザが報復に現われたのか…。そんな新たな火種が燻る中、暴力組織壊滅を狙う闇の組織が行動を開始したー!
暴力組織壊滅極秘チームのリーダー神木剛は、新たな火種『三侠会』の情報を集め、会長高木が下部団体の組長江満辰夫に抗争を起こさせ、権力を手中にしようとしていると知る。神木たちは江満を守り、抗争を未然に防ぐことができるのか。極秘チームの思い、ヤクザたちの姦計、復讐心、その全てを呑みこんで、ミッションが動き出す。壮絶なサスペンスシリーズ、怒涛の最終巻。
二〇一六年七月三十一日、一人の力士がこの世を去った。小柄ながら躍動する筋肉で大型力士を次から次へと投げ飛ばす、伝説の横綱千代の富士。国民から愛されたスターの裏には、想像を絶する苦労があった。左肩の脱臼癖。幕下落ちの屈辱。生まれたばかりの三女の訃報。飛び交う引退の噂。そして気力、体力の限界ー剥き出しの闘志で我々を虜にした、昭和の名横綱の記憶。
竜閑橋袂で、美人女将の愛嬌と絶品茶漬で繁盛する『紅葉屋』の娘が攫われた。橋の管理を頼みに来ていた橋廻り立花平七郎は探索に乗り出す。凄腕の定町廻りだった平七郎は、閑職と揶揄されつつも数々の難事件を解決、町人の信頼を得ていたのだ。やがて拐かし犯が房次郎という浪人を捜していたと発覚すると、女将は狼狽する。房次郎は大和の国で別れた夫だった…。
足袋問屋『山形屋』への婿入りを次男から切望され、鼻緒問屋『能代屋』の主は悩んでいた。相手は美人だが、高額の持参金、趣味三昧、病死した婿は毒殺だった、と黒い噂ばかり。真相究明を頼まれた青柳剣一郎は、仲人や検視した同心を尋ね歩くが、前夫の死因は揺るがない。そう結果を報告するも、次男が婿入りした直後に事件が!奥深い男女の闇を剣一郎が斬る。
百万石の栄華も今は昔。財政難に喘ぐ加賀藩では、大半の者が大槻伝蔵による藩政改革を歓迎しつつも、その強引なやり口からは目を背けていた。金沢城下を訪れた清之助の前にも、金十両で雇われた刺客関左兵衛が現われる。誰の差し金なのか?一瞬の斬り合いを制した清之助は、関の遺言に従い、十両を菩提寺の墓前に届けるべく、一路高岡を目指すのだが…。