2017年12月12日発売
十二年に一度行われる、十二支の名を冠した戦士達の戦いーその名は『十二大戦』。だが、その第十二回大会は十二星座の戦犯に狙われていた。戦士と戦犯の、苛烈にして壮絶な殺し合いが幕を開けるー!!
“魔界都市“新宿””の申し子にして街一番の人捜し屋・秋せつらは、妻子の命を奪った男への復讐を誓う花森陣馬を捕捉した。依頼人は花森が狙う敵・志賀巻。異形の殺し屋・崖ヶ谷三兄妹を雇い、返り討ちを目論んでいた。だが、花森は死地を脱した上、依頼を果たしたせつらも彼の味方に。焦る志賀巻は“変身屋”の手によって悪霊と融合、あらゆる物質を喰らう“孔”と化した。直後、“変身屋”は後悔で自殺。制御不能の暗黒となった志賀巻は、せつらが操る必殺の妖糸さえ呑み込み、その矛先は街そのものに!?“新宿”に“魔震”以来の激震が走る!
アパレルメーカー「ビータイド」に勤める佐和理世は、自らが提案した企画が採用され、新ブランド「スウ・サ・フォン」の立ち上げメンバーに選ばれた。そんなある日、カフェに展示されていたバッグのデザインに衝撃を受けた理世は、その作者・小鳥遊美名をメインデザイナーにスカウトする。色白で華奢、独特の雰囲気を纏う美名の魅力とその才能に激しく惹かれる理世。社内でのセクハラ事件をきっかけに二人の距離は一気に縮まるが、やがてその親密さは過剰になっていく…。
就活に惨敗し、自暴自棄になる22歳の光太の前に現れた、関西弁のホスト・雫。翌年のチャンスにかけ、就活浪人を決めた光太は、雫に誘われるままにホストクラブ「チュベローズ」の一員となる。人並み外れた磁力を持つ雫、新入りなのに続々と指名をモノにしている同僚の亜夢、ホストたちから「パパ」と呼ばれる異形のオーナー・水谷。そして光太に深い関心を寄せるアラフォーの女性客・美津子。ひとときも同じ形を留めない人間関係のうねりに翻弄される光太を、思いがけない悲劇が襲うー。
2025年。ゲーム会社に就職した光太は、気鋭のクリエイターとして活躍しながらも、心に大きな喪失感を抱えていた。そんな彼の前に、再び現れたチュベローズの面々。折しも、不気味な女子高生連続失踪事件が世間を騒がせ、光太が心血をそそぐプロジェクトは大きな壁にぶつかろうとしていた。停滞した時間が一気に動き出そうとするなか、否応なしに過去と向き合った末に、光太がたどりついた10年前の恐ろしくも哀しい真実とはー。
臨月の母を捨て出奔した父は、私の想像の中でひた走る。今まさに福岡を過ぎ、ボルネオ島を経て、スフィンクスの左足の甲を回り、エンパイア・ステート・ビルに立ち寄り、グアダラマ山脈を越えて、父は走る。蛍光ピンクのハーフパンツをはいて、やせ細った毛深い脚でー。若くして国内の名だたる文学賞を軒並み受賞しているキム・エラン。表題作など9編を収載したデビュー作、待望の邦訳。
邪神によって学園まるごと異世界に転移させられた黒崎祐也。鬼畜ダンジョンと嫁達とのハーレムを作り、現実世界では考えられない幸福な生活を送っていた。ところが一ヶ月後のある日、復讐相手である妹・友理奈の手下二人とダンジョン対抗戦で勝負する羽目になってしまう。しかも、それは負ければ全てを失う戦いだった。圧倒的な戦力差から苦戦が予想される中、さらに同盟相手のリーゼロッテは裏切りを目論んでいて…!?「この幸せを手放さないためにも、俺は勝たなければいけない」次のハーレムメンバーは美少女魔法使いっ!?なんでもあり×やりたい放題の異世界リベンジファンタジー第二弾!!