小説むすび | 2017年2月21日発売

2017年2月21日発売

おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱

出版社

講談社

発売日

2017年2月21日 発売

「ひさしや、ミミズク」今日も座敷牢の暗がりでツナは微笑む。山中の屋敷に住まう下半身不随の女の子が、ぼくの秘密の友達だ。彼女と会うには奇妙な条件があった。「怖い話」を聞かせるというその求めに応じるため、ぼくはもう十年、怪談蒐集に励んでいるのだが……。ツナとぼく(ミミズク)、夢と現(うつつ)、彼岸と此岸が恐怖によって繋がるとき、驚天動地のビジョンが"せかい"を変容させるーー。 いびつで、怖く、そして切ない座敷牢のボーイ・ミーツ・ガール! ーー宮内悠介 前人未踏の実話怪談ホラー。傑作! ーー大森望 天才が紡ぎ出す黄泉の視界(ビジョン)に恐れ、畏れよーー。 「ひさしや、ミミズク」今日も座敷牢の暗がりでツナは微笑む。山中の屋敷に住まう下半身不随の女の子が、ぼくの秘密の友達だ。彼女と会うには奇妙な条件があった。「怖い話」を聞かせるというその求めに応じるため、ぼくはもう十年、怪談蒐集に励んでいるのだが……。ツナとぼく(ミミズク)、夢と現(うつつ)、彼岸と此岸が恐怖によって繋がるとき、驚天動地のビジョンが"せかい"を変容させるーー。 零 ふたり 一 繰り返しの十年 二 新聞販売店 三 うまれおちたるかうけうのひとつめざめたること 四 余所者 五 失せ物探し 六 脅威の捏造 七 旦那様 八 凪の終わり 九 おのれをさだめたるかうけうかすがみをわたること 十 決断の代償 十一 しろてぶくろちのとととまじわりかすがみをしること 十二 巫覡の座 十三 しろてぶくろとんをしりえんをたぐること 十四 屋敷の主 十五 みっつのかうけうおわりのけつだんをくだすこと 十六 嵐のあと 十七 そしてこれから

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