2017年5月12日発売
圧倒的な実力と覚悟を持つカリスマ刑事・桜井の後を追い、闇社会と関わりつつ頭角を現した新人刑事・高木。「刑事にも守るべき家族がある」という組対課刑事・洲本とともに、暴力団幹部が惨殺された事件の謎を追うがー。新宿・歌舞伎町を舞台に展開される命がけの麻薬捜査、暴力団幹部殺人事件の真相はー刑事たちの生き様が迫る本格警察エンタテインメント。
轟音!任務前のリベンジャーズが、世界各地で同時に襲撃された。日本では浩志・辰也・宮坂・加藤が、英国のワットは自宅を強襲され、タイの瀬川・黒川は訓練中に罠を。そして、アメリカにいたアンディーは…。浩志たちが探ろうとした、ISのテロリストたちの仕業なのか。だがこれは、それから始まる“凶悪の序章”でしかなかったー。最強の敵が現れる、怒涛の上巻。
死んだ仲間の“復讐”のため、リベンジャーズはアメリカへと飛んだ。浩志の妻・森美香とワットの妻・ペダノワも加わり、アメリカを恐怖のどん底へ落とそうとする敵を捜す。ISのテロリストをアメリカに輸出し、浩志たちを執拗に狙う敵の、真の目的とは?そして明らかになる“9・11”をも超える最悪の計画ー。アメリカを牛耳る闇の組織ALに、リベンジャーズが挑む。
政府によって消された記憶の一部を取り戻したカイラ。しかし、そこには“ルーシー”と“レイン”全く異なる2人の自分が存在していた。謎の鍵を握るのは、過去の自分に戦い方を仕込んだ反政府組織『自由UK』のリーダー・ニコ。圧倒的なカリスマ性を持つ彼の下で戦うことを決意するカイラだが、政府の記念式典で重要人物を暗殺するという非情なミッションを課せられ、苦悩する。一方、治安部隊ローダーズの長官からは、ベンの消息と引き替えに二重スパイになるよう迫られるが…。葛藤の中でカイラが選び取った道とは?衝撃のディストピア小説、第2弾!
失踪した両親を捜すため、移動調理屋を始めた佳代。再会は叶わなかったが、旅先で縁を得た“松江のばあちゃん”から全国各地の港町に調理屋の支店を開いてと頼まれ、再びキッチンワゴンを走らせる。食文化の違いに悩む船橋のミャンマー人女性、尾道ではリストラされた父を心配する娘ー奮闘する人々が持ち込む食材で、佳代は彼らの心をほぐす最高の一皿を作れるか?
海辺の町へ移住した浩之は、定時制の教師として充実した日々を送っていた。しかし、無愛想な問題児・波留の面倒をみるうちに一線を越えてしまう。妻・知永子への愛情は変わらない、でもー波留が自分だけに見せる、すがるような瞳や羞じらう姿に溺れてゆく浩之。やがて関係が露見、苦悩の末に待っていたのは…。どうしようもない男女の愛を鮮烈に描く傑作官能ロマン。
魔が差すときがある。東京・杉並でカレー店を営む保坂忠章は、金策に訪ねた福岡で、偶然八千五百万円の現金を手にした。保坂の車に強引に乗り込んだ、追われるやくざものが残したのだ。翌日、その男の死体が浮かぶ。保坂は自分の車をライドシェアして故郷に戻るほど金に苦労していた。「警察に届けなければ」。だが、誘惑に負けた決断が、彼をとんでもない事件に導いていく。
青梅の精神科病院で殺人未遂事件が発生した。被害者は入院患者の千石典子。容疑者として浮上した男性が、松島海岸で遺体で発見された。殺人事件の捜査を進めていくと、東日本大震災で沈没し、海底から引き揚げられたグズマン二世号の客室から発見された大量のプラチナ事件と繋がり、十津川警部がそこに潜む闇資金の謎を追う。
ある日の午後、笹本紗和(上戸彩)はパート帰りに滝川利佳子(吉瀬美智子)に呼び止められる。利佳子は紗和のある秘密を目撃し、そのことを黙っている代わりに不倫のアリバイ作りに協力するよう求めてきた。夫と2人、平穏な生活を送っていた紗和は、“幸せ”を守るために利佳子に従う。その過程で紗和は、高校教師の北野裕一郎(斎藤工)に出会い、惹かれてゆくが、彼には妻がいた。しかし、やがて越えてはいけない一線を越えてしまい…。
18歳になった令嬢クリスティーナの初めてのロンドン滞在は、フィリップという男のせいで台なしになる。裕福そうな身なりに、社交界で異彩を放つ漆黒の髪と浅黒い肌ーセクシーな風貌に惹かれたのも束の間、彼はいきなりクリスティーナに求婚し、唇を奪ったのだ。思わず彼の頬を打ち、クリスティーナは逃げだした。数日後、彼女は就寝中に襲われる。目隠しをされ、肩に担がれ、何日も経て辿り着いた場所は、見渡すかぎりの砂の国。暴漢が顔を覆っていた布を取る。クリスティーナは息をのんだ。それは、あのフィリップだったのだ。
両親に命じられた結婚を拒んだせいで縁を切られ、“伯爵家令嬢”からその日暮らしの身へと堕ちたマーガレット。困っている人を見ると放っておけない性格も災いし、ドレス一着買えない慎ましい毎日を過ごしている。そんななか貧困地区へ人助けに向かったマーガレットは暴漢に襲われてしまう。間一髪のところを助けてくれたのは隻眼のレイシャム公爵。傲岸不遜で誰にも心を開かず、ロンドン社交界で最も恐れられる異端児だ。だがマーガレットは公爵を知るにつれ、厳めしい外見の奥に驚くべき真実の姿が隠されていることに気づき…。
2週間前、モリーはアッシュフォード子爵の屋敷でメイドに雇われた。美しい容貌の主は堕天使さながら、気に入らないことがあれば使用人たちを容赦なく怒鳴りつけ、激しく叱責する。ある日、図書室ではしごのてっぺんに立ち、本の埃取りをしていると物音がした。ご主人様?冷たく青い瞳がモリーを見上げ、真っ白なふくらはぎから太腿へと指を這わせてくる。「おまえの歓迎のもてなしがまだすんでいない」モリーに逃げる術はなかった。-『ご主人様、仰せのままに』をはじめ、エロティックな恋模様を綴る衝撃の官能短編集!
ヴィクトリアには幼い頃の記憶がない。両親の顔さえ知らず、気がついたときにはひとり里親の家を転々としていた。だからだろう、恋人のブレットにすら完全には心を開けずに、写真家としての仕事に没頭する毎日だ。ある日、撮影旅行から戻ったヴィクトリアは、現像した一枚の写真に目を奪われた。そこに写るのは、むっつりした表情の老いた男ーまったく見覚えのない男だというのに、彼を目にした日から、ヴィクトリアは夜ごと悪夢にうなされるようになる。これは、失われた過去と何か関係があるの?この男はいったい誰…?
ある日、重役秘書のテッサが出社すると上司から急を告げられた。社長の大事な出張に随行するはずだった秘書が入院したため、代わりとしてテッサを推薦しておいたというのだ。敏腕社長のブレイズは全女性の夢の化身と言われる人物。そんな世界の違う男性につき従うのは荷が重いと感じる一方、彼への憧れの気持ちも否めず、テッサは引き受けることにした。宿泊先で仕事をしていると、突然ブレイズが髪に触れてきた。驚きのあまり頭が真っ白になりながらも、テッサは心に思った。たとえ一夜で終わっても、夢のような思い出が残せるなら…。