2017年7月12日発売
新米冒険者のアルケイン、通称ケインは、根拠の無い自信を胸に迷宮へと挑戦しーあっさりと死んだ。だが、死んだはずの彼が目覚めたのは見慣れない部屋で、目の前には“パソコン”があり…。急速に頭に流れ込んでくるこの世界の住人、安藤礼の記憶。そこから導き出されるのはー僕はゲームの主人公だった!!人気RPG『迷宮のアルカディア』の攻略情報を頭に叩き込んだケインは、人生をコンティニューし、元の世界でその知識を使って驚異的な速度で成長していく。自分がゲームの主人公だと自覚した彼の夢は、当然“ハーレム”。その第一歩として、宿屋の看板娘、エリーゼの攻略に励むケインだったが…。ゲームの主人公がプレイヤー情報を得てチート化するという斬新な設定が人気を博したRPG風ファンタジーが、大幅な加筆と書き下ろしを加えてついに書籍化!
時を超えて氷の中から甦った男を待ち受けていたものとは…? 科学の倫理性、人生の意味、そして愛の本質を問うサイエンス・ロマン。 科学者ケイト・フィーロらを乗せた調査船が発見した未曽有の規模の氷山、 その分厚い氷の奥深くから、氷漬けになったひとりの男が発見されたーー。 氷の中から目覚めた時間旅行者(タイム・トラベラー)を待ち受けていたのは、 名声を追い求める傲慢な研究所所長、スクープを狙う雑誌記者、 「凍った男(フローズン・マン)」の蘇生は神への冒涜と考える狂信的な抗議団体、 甦った男の生を長引かせるため研究を重ねる科学者たちのさまざまな思惑だった。 さまざまな欲望と思惑に満ちた世界で、 男は「愛」を再び手に入れられるのか。 科学の倫理性、生と死の意味、そして愛の本質を問う、サイエンス・ロマンの傑作! ”キールナンはここ数年にデビューしたなかでも もっとも力のある作家だ。 本書はあなたの心臓を止め、また動かすだろう” 〜Justin Cronin(ベストセラー『Passage』著者)〜