2017年8月30日発売
厳しい現実に直面し、女優として活躍する夢を諦めようとする国木アオ。一人自室で呆然とする中、突如地震が発生、いきなり目の前に一人の男が現れる。それは、かつての思い人・森久太郎だった。「ど、どうして、いきなり!?」「決まってるだろ。お前との約束を守るためだよ」久太郎はある事が原因で、“絶対に約束を破ることができない”体質になっていた! 約束で繋がる二人が紡ぐ、“胸キュン×泣ける”ピュアラブストーリー! 上京して10年、女優を志すも日の目を見ず、すべてをかけて臨んだオーディションでも落選した国木アオは、夢を諦めようとする。 一人自室で呆然とする中、突如地震が発生、目の前に一人の男が現れる。 それは、かつての思い人・森久太郎だった。 「ど、どうしていきなり!?」 「決まってるだろ、お前との約束を守るためさ」 16年前、久太郎はアオに「一人で耐えきれないほど辛くなったときは、どこにいてもかけつける」と約束していた。 聞けば久太郎はあることが原因で、“絶対に約束を破ることができない”体質になり、約束を果たすべき時間が来ると、その場所にワープしてしまうという。 かつての思い人との再会で立ち直ったアオは、久太郎との距離を縮めるべく、小さな約束を重ねていくのだが……。 約束でつながる二人が紡ぐ、“胸キュン×泣ける”ピュア・ラブストーリー! 第一話 ヒーローは約束を破らない 第二話 アルピニストの幻想 第三話 明日へつづく約束 第四話 駄菓子屋の子供たち 第五話 途切れた約束 第六話 夏休みからの手紙 第七話 たった一つの約束 エピローグ
扇屋の絵師から法橋にまで登り詰めた鬼才、俵屋宗達。生没年不詳の男の一生を、同じ時代を生きた天才らとの出会いから紐解く、波瀾万丈、一気呵成の歴史エンタテインメント。 評判の扇屋「俵屋」の後継ぎとして大旦那の養子となった伊年は、秀吉が開催した醍醐の花見で見た屏風絵や、出雲阿国の舞台、また南蛮貿易で輸入された数々の品から意匠を貪る。彼が絵付けをする「俵屋」の扇は日に日に評判を増していた。伊年が平家納経の修繕を頼まれ描いた表紙絵は、書の天才、本阿弥光悦の興味を惹く出来となる。伊年は嵯峨野で出版・印刷事業を始めた幼馴染みの角倉与一より、光悦が版下文字を書く日本語書物の下絵を描かないかと持ちかけられる。その料紙を手配するのは、これまた幼馴染みの紙屋宗二。かくして本朝の美と叡智の粋を結集した「嵯峨本」が完成した。次に、伊年が下絵を描き、光悦が書をしたためた「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」が完成。京の知識人はもちろん、伊年自身もその出来に驚嘆し、涙を流す。その後光悦に鷹峯へ共に移住しないか問われた伊年は、嘗て観た阿国の舞台や来し方を脳裏に浮かべ、誘いを断り、俵屋を継ぐ決意をした。 京都国立博物館120周年記念 特別展覧会「国宝」クーポン付き! カバー:国宝「風神雷神図屏風」(所蔵):建仁寺(俵屋宗達) 表紙:重要文化財「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」(所蔵):京都国立博物館(本阿弥光悦/俵屋宗達) 口絵:国宝「平家納経 願文見返し『鹿図』」(所蔵):嚴島神社(俵屋宗達) 以上三点をカラー掲載した豪華造本!
絵画界に革命を起こした「風神雷神図屏風」。爛熟した時代、天才たちとの出会い、天皇直々の評価ーーそのすべてが、扇屋の絵師を鬼才・俵屋宗達にした。 万能の天才・本阿弥光悦からの鷹峯移住を断り、京で「俵屋」を継いだ宗達は、堺の商家の娘・みつを娶り、二人の子を生した。都で一番の扇屋の主人として忙しく働いていたある日、名門公卿の烏丸光広が前触れもなく俵屋を訊ねてくる。烏丸光弘の手引きで養源院に唐獅子図・白象図を、相国寺に蔦の細道図屏風を完成させる。後水尾天皇から法橋の位を与えられ、禁中に立ち入れるようになった宗達は、さらなる名品を模写する機会を得、その筆をますます研ぎ澄ませる。日本の絵画に革命を起こした関屋澪標図屏風、舞楽図屏風、そして風神雷神図屏風ーー世界が憧れた謎の絵師はいかにして生まれ、没したのか。美術界きっての謎が斬新かつ丹念に描かれる。 京都国立博物館120周年記念 特別展覧会「国宝」割引クーポン付き! カバー:国宝「風神雷神図屏風」(所蔵):建仁寺(俵屋宗達) 表紙:重要文化財「舞楽図屏風」(所蔵):醍醐寺(俵屋宗達) 口絵:重要文化財「白象図」(所蔵):養源院(俵屋宗達) 以上をカラー掲載した豪華造本!
目が覚めると、久保たもつ(34歳)は結界スキルを持つ奴隷(6歳)として異世界に転生していた。そして、奴隷市で売れ残り、殺処分されるところだったが、侯爵家に拾われ専属の結界師として育てられることに。毎日地獄の特訓をこなし、日々結界師としての才能を開花させていく。そんなある日、森に出かけていた彼のもとに王国軍の使者が現れる。なんと、軍が反乱を起こして王国を占拠し、侯爵家の人々を人質にとったと告げられて…!?「小説家になろう」発、大人気異世界ファンタジー!
妊娠組に留守を任せ、ユキたちは魔力枯渇の原因を調査するために新大陸へと向かった。調査は順調に…とはいかず、亜人たちを率いてジルバ帝国と敵対することに。マーリィ率いるジルバ帝国軍を圧倒的力で撃退するが、彼女たちが持つ「魔剣」が、どうも魔力枯渇問題と関係ある様子。新大陸と魔剣をめぐる、ユキたちの冒険が始まったー「小説家になろう」発、大ヒット迷宮運営ファンタジー第七弾!書き下ろし番外編「魔剣とアイス」を収録!
極度の魔力不足で、グールになった身体を維持できなくなっていたシランは、その事実をひた隠しにしてきた。それを知った孝弘は、魔力供給の手段として彼女に自身の血を飲ませ、無理を続けてきた少女を救う。無事問題を解決した一行は、ついにシランの故郷にたどり着く。しかし、そこで目にしたのは村人を襲う聖堂騎士の姿だった。孝弘たちは、人々を守るべく剣を取るー「小説家になろう」発、異世界ファンタジー待望の第十弾!シラン視点の書き下ろし番外編「少女初心者」を収録!
アルたちの住むメイギスに頻繁に魔物たちが攻めてくるようになった。その度に魔物を撃退するものの、魔物に攻められやすいという悪評は瞬く間に広まり、市場は大混乱。そんな時にアンティスブルグという国がメイギスに救いの手を差し伸べる。友好の証として、王女ファルと相手国の王子との婚姻話が進むのだったがー。農民になりたかった少年が、なぜか別方向へと人生を歩み出す、最強農民ファンタジー!!
「-ボクは災いを呼んじゃうからさ」。次なる復讐対象を追って、聖都シュメルツを訪れた伊織とエルフィ。偶然出会ったはずの謎の少女は、自らを「災いを呼ぶ存在」だと告げた。すぐに聖都を立ち去った方がいいと言う少女の警告を無視し、復讐対象である錬金術師夫婦を狙う二人だが、そこに「英雄アマツ」の亡霊が現れー!?クズに復讐してスッキリすることで話題の、「小説家になろう」発大人気復讐ファンタジー第四弾!
ついに人間と魔族の戦争勃発!?時空魔法を操るうちに、ドレアドス王国と魔族の対立の裏で、オークの軍団が暗躍していることに気づいた誠司(30歳・童貞SE)。ドレアドス王国の王女エレナと貴族令嬢リルラと共に、大量のオークに狙われたイケブの街を守ろうとするが…。曲者だらけの魔法使い部隊やワケありの魔王も加わって、戦況はますます混迷!!果たして誠司は戦争を回避できるのかー!?「小説家になろう」発、大人気ファンタジー第三弾。
7年前、フェローからそれぞれの道を歩み出した4人。藍沢は脳外科医、白石と藤川はフライトドクター、緋山は産婦人科医として、活躍の場を広げていた。救命救急センターには新たに3人のフェローが加わり、白石と藤川は、彼らを指導する責務を負いながらタフな救命現場に向き合うという過酷な状況に追い込まれていた。一方、藍沢は、トロント大学へ派遣されるレジデント候補者として名前が挙がっていると聞き…。最前線の医療現場をリアルに描いたドラマのノベライズ!
パーティに姿を現した男性を見て、ジェイシーの鼓動は速まった。10年に別れた、傲慢でハンサムなレオがそこにいた。目を閉じると、封印していた悦びや胸の痛みが甦ってくる。まばゆい太陽のもと、彼の魅力に抗えなかった日々が。レオとは結婚まで考えたが、彼はギリシアの大物実業家で、しかも思わぬ誤解から娼婦と侮蔑され、手酷く捨てられたのだ。それなのにいま、レオは臆面もなく彼女を誘惑してきた。微笑の裏に嘲りを潜ませて。「いつもこうしてじらすのか?じらされるのは好きじゃない」
ギリシアの美しい島でキャサリンは、旅行中の世界的な億万長者フィンと運命的な恋に落ちる。だがフィンとの関係を、キャサリンの上司が嗅ぎつけ、著名人の醜聞として暴露してしまう。その日、フィンは花を抱えて現れた。いつもと変わらぬ熱心さで彼女を求めー許されたと安堵したのも束の間、フィンの顔が変貌し、辛辣な言葉で別れを告げたのだった。キャサリンは泣きながら、花をバラバラにした。予期せぬ妊娠に気づいたのは何もかも終わったあと…。
サマンサは巨大企業の受付ロビーに立ち尽くしていた。 チェーザレに、この体に新しい命が宿っていることを 伝えるために来たのだが、いざ口を開こうとすると心が揺らぐ。 彼はサマンサが生涯かけて稼ぐお金を1分で稼ぐほどの実業家だ。 なによりも、チェーザレは彼女の名前すら知らない。 それどころか目や髪の色、顔がそばかすだらけだということも。 会えばきっと幻滅して、すべてが終わる。 あの夜、一時的に視力を失っていた彼に絶望から求められ、 思いを止められないサマンサは、おずおずと身を任せたのだから。
ソウルの下町、路地に面した小さな綴り方教室で、届かない手紙を、読み手のいない小説を、ありふれた「自分の話」を書く女性たち。ゆらぎ、さまよい、傷つけあう母と娘、そして書くことが好きなすべての私たちの物語。