2017年9月12日発売
中国武侠小説の最大傑作。「中国四大奇書」の一つ。北宋末期の不正と汚職が支配する乱世を舞台に、暴力・知力・胆力を思う存分に発揮して、好漢百八人が、戦いを繰り広げながら、「梁山泊」へと集結。その後、招安されて、国家軍となり壊滅するまでの物語。窃盗、殺人、痛飲、奸計、忠義、友情……。人間の善と悪が渾然一体となって進行する物語世界を躍動感あふれる世界を、よみやすく、勢いのある文体で、新訳! いわずと知れた中国武侠小説の最大傑作。明代に成立した「中国四大奇書」の一つでもあります。 北宋末期の不正と汚職が支配する乱世を舞台に、暴力・知力・胆力を思う存分に発揮して、好漢百八人が、そこら中で戦いを繰り広げながら、「梁山泊」へと終結します。その破天荒な侠客たちの痛快な立ち回りのスケールの大きさは、さすが中国の白話(口語)小説ならでは。 窃盗、殺人、痛飲、奸計、忠義、友情……。人間の善と悪が渾然一体となって進行する物語世界には、引き込まれずにはいられません。 この魅力満載の世界を躍動感あふれる世界を、よみやすく、勢いのある文体で、新訳しました。「水滸伝」の完訳書はいくつかありますが、この翻訳が最新・最高です。 本書原本はもっとも原形に近く、均整の取れた百回本。 なお、この一巻では、冒頭の「引首」から「第二十二回」までを収録しております。 全5巻。 訳者まえがき 登場人物紹介 引首 第一回 張天師 祈りて瘟疫を禳い 洪太尉 誤りて妖魔を走がす 第二回 王教頭 私かに延安府に走り 九紋龍 大いに史家村を鬧がす 第三回 史大郎 夜に華陰県を走れ 魯提轄 拳もて鎮関西を打つ 第四回 趙員外 重ねて文殊院を修め 魯智深 大いに五台山を鬧がす 第五回 小覇王 酔って銷金の帳に入り 花和尚 大いに桃花村を閙がす 第六回 九紋龍 赤松林に剪径し 魯智深 瓦罐寺を火焼す 第七回 花和尚 倒さまに垂楊柳を抜き 豹子頭 誤って白虎堂に入る 第八回 林教頭 刺して滄州道に配され 魯智深 大いに野猪林を鬧がす 第九回 柴進 門に天下の客を招き 林冲 棒もて洪教頭を打つ 第十回 林教頭 風雪の山神廟 陸虞候 火もて草料場を焼く 第十一回 朱貴 水亭に号箭を施ち 林冲 雪夜に梁山に上る 第十二回 梁山泊にて林冲 落草し 〓(べん)京城にて楊志 刀を売る 第十三回 急先鋒 東廓に功を争い 青面獣 北京に武を闘わす 第十四回 赤髪鬼 酔って霊官殿に臥し 晁天王 義を東渓村に認ぶ 第十五回 呉学究 三阮に説いて撞籌し 公孫勝 七星に応じて義に聚まる 第十六回 楊志 金銀の担を押送し 呉用 智もて生辰綱を取る 第十七回 花和尚 単りにて二龍山を打ち 青面獣 双りして宝珠寺を奪う 第十八回 美髯公 智もて挿翅虎を穏(なだ)め 宋公明 私かに晁天王を放つ 第十九回 林冲 水寨にて大いに併火し 晁(蓋 梁山にて小しく泊を奪う 第二十回 梁山泊に義士は晁蓋を尊び 〓(うん)城県に月夜 劉唐を走らす 第二十一回 虔婆 酔って唐牛児を打ち 宋江 怒って閻婆惜を殺す 第二十二回 閻婆 大いに〓(うん)城県を鬧がせ 朱仝 義もて宋公明を釈す
もうすぐナージャは、16歳。長い旅を終え、夢にまでみた母コレットとの再会を果たし、ウィーンで楽しい日々を送る。誕生日には、盛大なお祝いの舞踏会も開かれる。ナージャはとても幸せだった。しかし、そんなナージャの胸の中にはもう一つの思いがあった。私だけがこんなに幸せでいいはずがない。アップルフィールドで一緒だった仲間たちは…。運命の女性ナージャは、大きな決心をしたー。
20歳で童貞の宏明は、ジムの水泳インストラクター。そこに通う美華子は30歳で人妻だが抜群のプロポーション。その魅惑的な水着姿に刺激された宏明は、思わず股間をふくらませてしまう。美華子に気づかれ更衣室に逃げこむが、ロッカーの陰で股間にいたずらされ、あえなく昇天ー。なんとか仕事を終えて外に出た宏明は、そこで自身の今後を大きく左右する運命の女性と出会う。その女性の名は涼乃。美華子のひとつ下の後輩だという。宏明は清楚な雰囲気の涼乃にひとめぼれ。彼女が17年間、十字架を背負って生きてきたとは知らずに…。
親の命で訳アリ母娘の問題を解決するため、宿さえない島・うえず島から上京した翔平。色香漂う母・由里江とひきこもりの娘・玲奈に会うが、面倒ごとを引き受けたと後悔していた。だが、その夜、寝室に由里江が現れた!豊満な躯をおしげもなくさらす彼女に思わずむらむらしてしまう翔平。その様子に気づいた由里江が甘えるように誘惑してきてー!?後日、うえず島へ母娘を招待すると、都会では感じることのできない解放感から、ふたりはしだいに心も躯も変化してゆく。海中で始まる斬新で官能的な行為に翔平の好奇心はとまらないー。そのうえ、沖合の孤島には、たった一人の巫女がいるようで…。
強さを求めて戦い続け、竜殺しを果たした冒険者アルド。しかし、最強種である竜を討伐してしまったことで生き方を見失ってしまう。人生に悩むアルドの脳裏に浮かんだのは過去に訪れた村で見た、どこまでも続く色とりどりの花畑だった。あの美しい風景を見ながらゆっくり暮らすのもいいかもしれない。そう思ったアルドは冒険者を引退し村人となった。花に囲まれた木陰でお昼寝、仲間たちとの川遊び、可愛い女の子との畑づくりなど、豊かな自然と温かい村人たちに囲まれながらアルドはスローライフを謳歌する。そして、いつしか戦うためとなった人生から楽しむための人生を歩みはじめるー戦い続けるだけが人生じゃない!?自由で気ままな幸せいっぱいのスローライフファンタジー!