2017年9月30日発売
勇者一行の歩みが止まる事はない。何故ならそれこそが聖勇者としての証明なのだから。ユーティス大墳墓での戦闘を経て、魔王クラノス討伐のために召喚された聖勇者・藤堂直継とその仲間たちー魔導師リミス、剣士アリア、氷樹小竜のグレシャのパーティー一行は、さらなるレベルアップを図るため新たなるフィールドに足を踏み入れた。そして今「魔導人形の谷“ゴーレム・バレー”」にアレスの嘆きが木霊する。「ああああああああああ、なぜ俺は…ステファンなんて呼んでしまったんだああああ」ステファン・ベロニド。新たなるサポートメンバーにして高レベルの白魔導師。しかし彼女を知る者はこう言って自らを慰めるー彼女は致命的な「ドジっ子」だと…。あらゆる予測と期待を超越する最凶無自覚な現象、それがステファン。魔王の影も蠢く渓谷で、アレスは今回も仕事を遂行できるのかー。これは、ハイ・プリーストであるアレスが、聖勇者を英雄に導くまでの物語。書籍版書き下ろしエピソード『ステファン☆おーばーあっぱー』も収録!!
巨大な城壁を擁し、長く平和を誇った聖王国を亜人連合軍が突如、襲撃。 連合軍の総大将は魔皇ヤルダバオト。 残忍冷酷な魔皇によって聖王国は国崩壊の危機に直面する。 苦難の民を救うため解放軍が救いを求めたのは 聖王国にとって不倶戴天の敵であるアンデッドを王に戴く魔導国。 アインズ・ウール・ゴウン魔導王に導かれ 聖王国は魔皇ヤルダバオトの討伐に乗りだす。
「迷宮踏破」に挑むフィーレンダンクの一行。 強さを増す「魔獣」と立ちはだかる「階層主」。 隠された迷宮の「秘密」、そして「過去の転生者」の願いーー。 アリアたちの“想い”に、ジンは“新たな覚悟”を導き出す。 リエンツに集う“仲間たち”は、ジンに“さらなる力”をもたらす。 紡いだ絆を力に変え、冒険者たちはリエンツを襲う“最大の脅威”に立ち向かう!! シリーズ累計10万部突破の大人気ファンタジー、待望の6巻!!
村人・鏡は湧き上がる復讐心に葛藤していた。 仲間を失い、しかし得たものは一つもなかった。 それでも、前に進むしかない。 逃走した來栖を追うために。アリスの命を守るために。アースクリアの世界を救うために。 鏡は、フォルティニア王国を管理する、北の大地ロシアへと向かった。 「役割による強さの限界とか…… 数による力の差とか……そんなの関係ない。 負けるからなんて理由で俺は立ち止まりたくない……。 この命が尽きるまで、あいつとの約束を…… いや、俺自身が叶えたい夢のために!」
エンダルジア王国は『魔の森』のスタンピードによって滅亡した。 錬金術師の少女・マリエラは『仮死の魔法陣』の力で難を逃れたものの、 ちょっとした「うっかり」で眠り続けてしまい、目覚めたのは200年後。 ーーそこは錬金術師が死に絶え、ポーションが高級品と化した別世界だった。 都市で唯一の錬金術師になってしまった少女・マリエラの願い。 それは、のんびり楽しく、街で静かに暮らすこと。 ほのぼのスローライフ・ファンタジー、ここに開幕!
華文(中国語)ミステリーの到達点を示す記念碑的傑作が、ついに日本上陸! 現在(2013年)から1967年へ、1人の名刑事の警察人生を遡りながら、香港社会の変化(アイデンティティ、生活・風景、警察=権力)をたどる逆年代記(リバース・クロノロジー)形式の本格ミステリー。どの作品も結末に意外性があり、犯人との論戦やアクションもスピーディで迫力満点。 本格ミステリーとしても傑作だが、雨傘革命(14年)を経た今、67年の左派勢力(中国側)による反英暴動から中国返還など、香港社会の節目ごとに物語を配する構成により、市民と権力のあいだで揺れ動く香港警察のアイデンティティを問う社会派ミステリーとしても読み応え十分。 2015年の台北国際ブックフェア大賞など複数の文学賞を受賞。世界12カ国から翻訳オファーを受け、各国で刊行中。映画化権はウォン・カーウァイが取得した。著者は第2回島田荘司推理小説賞を受賞。本書は島田荘司賞受賞第1作でもある。 〈目次紹介〉 1.黒與白之間的真實 (黒と白のあいだの真実) 2.囚徒道義 (任侠のジレンマ) 3.最長的一日 The Longest Day (クワンのいちばん長い日) 4.泰美斯的天秤 The Balance of Themis (テミスの天秤) 5.Borrowed Place (借りた場所に) 6.Borrowed Time (借りた時間に)
あなたはなぜ書いたのか、一人で子を成す孤独を。あなたも知っていたのか、子を奪われる苦しみを。千年の時を超え、平安時代の王朝物語「夜の寝覚」の作者とともに、人間の幸福の意味を問いかける名著。 解説=木村朗子(津田塾大学国際関係学科教授) 夜の光に追われて 人間存在が時の流れを超えるとき 木村朗子
教室に突然現れた神からの依頼で、クラス全員強制的に異世界へ召喚された!…はずが、隅の席で寝ていた神谷夜兎は魔法陣の中に入ることなく、スキルだけ授かったまま現実世界に留まることになった。ほとぼりが冷め高校生になり、平穏な毎日を過ごそうとするが、学校がテロリストに占拠されたり、異世界からモンスターが現れたりと夜兎の住む街で次々に騒動が起こってしまい…。無気力少年が世界を救う?「小説家になろう」発、大人気ファンタジー!
異世界へと呼び出され特別な能力を授けられた神谷士道。さぞやすごいチート持ちになれるのかと思いきや、手にしたのは「奇術師」という非戦闘系のハズレ能力だった。残念無念な感じでスタートした異世界生活だったが、師匠の古賀玄海と出会ったことで、ハズレながらも次第にその能力を駆使して強くなっていく。だが士道の前にかつて世界を滅亡させた伝説上の人物が現れて…。ハズレの烙印を押された男が強者としてのし上がっていく「小説家になろう」発、異世界成り上がりファンタジー。
ファルグリッドとファルシスに蔓延した病をエクリクスの十賢人であるダニエラらとともに治療した薫。しかし、薫に興味を持った十賢人の一人・ガイナスが、薫を手中に収めるべく彼を指名手配にしてしまった。冤罪だから問題ないと一笑に付す薫は、アリシアとともに温泉の街・ニーグリルを訪れるがー。「小説家になろう」発、異世界医療ファンタジー。
小さいけれど、料理の味とサービスが王都で評判の宿『竜亭の宿木』。若き女将のカーラ・グライスは、実は現代日本から転生してきた元・男性だった…!カーラの料理の虜になり、毎日食事をしにくる国王のカイルや、やり手のギルド受付嬢・リリカなど、カーラの宿は今日も大忙し!「小説家になろう」発、大人気お仕事ファンタジー!
超古代遺跡を探索中、一人、天空浮遊都市へと強制的に転移させられることになったエニードは、そこで人間の美少女にしか見えない魔動人形たちと出会い、彼女たちの主人となる。身の回りの世話をしてくれる人形たちのお陰で、楽園にいるかのような日々を過ごすことになるが、エニードは家族のもとへ帰るという意思も捨て切れなかった。果たして元いた世界へ戻れるのか?-「小説家になろう」発、大人気異世界転生ファンタジー2巻が早くも文庫化!
中国古典神怪小説の集大成『封神演義』。 現在でも信仰され愛される哪吒や楊戩(二郎神)など神仙たちが登場し、姜子牙(太公望)が悪逆非道の紂王・妲己を打倒する。 ※『封神演義』(ほうしんえんぎ )とは 中国明代に成立した神怪小説。『商周演義』、『封神伝』、『封神榜』、『封神榜演義』ともいう。史実の殷周易姓革命を舞台に、仙人や道士、妖怪が人界と仙界を二分して大戦争を繰り広げるスケールの大きい作品。文学作品としての評価は高くないが、中国大衆の宗教文化・民間信仰に大きな影響を与えたとされる。著者(編者)は一般に許仲琳とされることが多いが、定説はない。 【本書の特徴】 ・封神演義(全100回)を全訳。 ・神仙研究者、中国文学者、中国白話小説(封神演義)研究者、中国民間信仰研究者、各エキスパートが訳出。 ・各巻末コラムに「図像化」や「演劇」など、物語にまつわる多面的な内容を収載。 人物紹介 地図(殷末西周初期) プロローグ 第一回 紂王、女媧宮に参拝す 第二回 冀州侯蘇護、商にそむく 第三回 姫昌囲みを解き、妲己を宮に進めしむ 第四回 恩州の宿に狐狸、妲己を殺せしこと 第五回 雲中子、剣を進めて妖怪を除かんとす 第六回 紂王、無道にも炮烙を造る 第七回 費仲、計略にて姜皇后を廃す 第八回 方弼・方相、朝歌にそむく 第九回 商容、九間殿において節に死す 第十回 姫伯、燕山にて雷震を収む 第十一回 羑里城に西伯侯、囚わる 第十二回 陳塘関に哪吒、出世す 第十三回 太乙真人、石磯を収む 第十四回 哪吒、蓮花の化身を現す 第十五回 崑崙山の子牙、下山す 第十六回 子牙、火もて琵琶精を焼く 第十七回 蘇妲己、蠆盆をつくる 第十八回 子牙、主を諫めて磻渓に隠る 第十九回 伯邑考、貢ぎ物を進めて贖罪す 第二十回 散宜生、ひそかに費仲・尤渾に通ず 第二十一回 文王、誇官して五関を逃げる 第二十二回 西伯侯文王、子を吐く 第二十三回 文王、夜に飛熊の兆しを夢みる 第二十四回 渭水に文王、子牙を聘す 第二十五回 蘇妲己、妖を招き宴に赴く コラムー『封神演義』について 二階堂善弘