2018年11月2日発売
繁栄を謳歌していたはずの人類は、1999年のカマキラスに始まる“怪獣”の襲来により、生存を脅かされ始める。長い戦いの末、辛くも勝利をおさめた…のもつかの間、最大の生ける絶望、ゴジラが出現し、人類は絶滅寸前となって地球を棄てる。しかしただ一人、故郷奪還の志を抱く者がいた。彼=ハルオと、仲間たちはゴジラが支配する2万年後の地球に降り立つがーアニメ映画版GODZILLA、待望の完全ノベライズ!!
のほほんと生きる金満寺の次男・春馬は金に汚く横暴な住職代行の兄に寺の無理難題をふっかけられがち。今日も今日とて、古い墓石の身元を探している。手がかりは石に刻まれたたった数文学の戒名だけ!?しかし、春馬には同じ高校に通う『戒名探偵』-外場薫という切り札があった。なぜか仏教に異様に詳しい彼は、この日も墓石の写真を見ただけですらすらと身元を言い当てるのだ。有力檀家のルーツ探しに、仏教界びっくりドッキリイメージアップ大作戦!謎が謎を呼ぶ、巨大コンテンツメーカー創始者の生前戒名を巡る骨肉の遺産争い…知れば知るほど面白い仏教の世界の謎を、外場=卒塔婆くんが解き明かす!
ミリタリ女子な主人公が転生したのは、前世でプレイしていた乙女ゲーの世界。それもヒロインではなく、世間一般でいう「悪役令嬢」として。ゲームでの悪役令嬢はどうあっても最後には破滅する運命だったが、彼女は考えた。破滅したくなければ、破滅させてくる奴らを滅ぼしてしまえばいいじゃない!未来の悪役令嬢たる4歳の転生幼女は、愛する現代兵器の再現・開発に着手する。バッドエンドな運命は火力で突破するのみ!!
死神、破面、滅却師、完現術者、そして霊王の秘密を握る童・産絹彦禰の史上稀に見る乱戦が始まった。混乱した戦場で、あの死神のまだ見ぬ卍解が炸裂する…!!一方、空座町は綱彌代時灘の手により隔離された。浦原と桧佐木もまた現世の強敵と対峙する。時灘による邪悪な策謀の形が姿を現す…!!
酒場でとある男がモランのイカサマを見破ったことに興味を持ったウィリアム。“戯れ”と称してその男に勝負を挑むのだが、相手の要求は大金を賭けた一発勝負のポーカーだったー4つの題目に沿った、モリアーティたちの日々を綴る研究記録が小説版で初公開!!
江戸にお忍びでやってきた水戸光圀は、奇妙な噂を聞き驚愕する。紀州の徳川頼宣が、将軍の座を狙って江戸に攻め入って来る!?その上、江戸湾に夜な夜な明国の船が出没し、銀を密輪しているだって?真相を究明すべく、紀州の徳川光貞と尾張の徳川光友を誘い、調査を開始した光圀に、予想外の文書が届く。それは三代将軍家光の遺言書だった。若き日の水戸黄門が活躍する新シリーズ。
煽り運転で最愛の家族を失った宇野井真弓。警察官となった彼女は、憑かれたように犯人逮捕に執念を燃やす。新米の若杉を鍛える立場になり、彼の出来の悪さに頭を抱えていた。青梅の介護施設で不可解な事故が連続する。若い介護士が入居者に暴行を加えたり、服用薬の誤飲やシャワー時の熱湯噴出事故が続く。さらに飛び降り自殺まで起きた。真弓は事件の背景を探るが…書下し長篇サスペンス。
平和な奥多摩分署管内で全裸美女冷凍殺人事件が発生した。被害者の左胸には柳の葉のような印。二週間後に刑事を辞職する真壁修は激しく動揺する。その印は亡き妻にあった痣と酷似していたのだ!何かの予兆?真壁を引き止めるかのように、次々と起きる残虐な事件。妻を殺した犯人は死んだはずなのに、なぜ?俺を挑発するのかー。過去と現在が交差し、戦慄の真相が明らかになる!
全米を震撼させた連続殺人鬼、シャドウ・ドクター。日本に上陸したとの情報を得たFBI特別捜査官ミシェル・フォスターは、エリート公安捜査官・小日向純也に捜査の全面協力を要請する。だが、相手は一切姿を見せず、捜査は一向に進まない。殺人鬼の魔手が忍び寄る中、純也とシャドウ・ドクターの意外な繋がりが明らかになり…。純也が最強の敵と対峙する!大人気シリーズ最新刊!
経済誌「帝都経済」をいつか一流誌に…若手幹部・田宮大二郎の熱意虚しく、オーナー杉野良治の傍若無人ぶりは増すばかり。記事で企業や経営者を槍玉に挙げたかと思うと一転して大絶賛ーすべての沙汰はカネ次第。多方面から巨額の金をせしめていた。さらに大物政治家との関係をちらつかせ財界に食い込んでいく。大物フィクサーの姿から政官財の腐敗した癒着をあぶりだす経済小説の名著。
「帝都経済」誌オーナー・杉野良治は、映画やゴルフ会員権事業など各方面に手を広げ、数々の企業に出資や賛助金を強要し権力を拡大し続けていた。当然、社内でもやりたい放題ー出世・降格はたまたクビも杉野の気分次第。自らが信心する新興宗教に社員を無理やり入信させるなど周囲の人間も限界に。ついに杉野に反旗を翻す男が!日本企業の闇に蠢く人間たちの姿を活写した著者の代表作。
東京都国分寺市で強盗殺人事件が発生した。警視庁行動科学課の美人検屍官・一柳清香と、その相棒である浦島孝太郎は現場へと急行。そこで二人は、不自然な印象を抱く。非常階段に残された足跡の上を、誰かがなぞって歩いているー。さらに、界隈で連続する強盗事件との繋がりを探るうち、黒幕の存在に気付き…。科学を武器に事件解明に挑む!大人気シリーズ最新刊!
「性愛の対象としても、結婚の対象としても認められていない若い男など、どんな意味があるだろう?娘たちが“友人”としてわたしを扱うことは、お前はどこへでも行って勝手にしろ、ということ以外ではあり得なかった。」(「炎に追われて」より)。異性への畏怖、憧れ、情欲という切実な問題にぶつかる若者の姿を繊細に表現し、男女の機微を丁寧に描写することで、感受性豊かなイメージが喚起される。鋭敏な“性”の物語。第68回芥川賞候補作、三木卓第一小説集の復刊です。(表題作他二編収録)。