小説むすび | 2018年12月5日発売

2018年12月5日発売

アラフォーリーマンのシンデレラ転生アラフォーリーマンのシンデレラ転生

出版社

KADOKAWA

発売日

2018年12月5日 発売

主人公・浅川長束(あさかわ・なつか)は三十七歳のサラリーマン。彼の勤務先はブラック企業で、休暇もろくに取れない毎日が続いていた。そんな中、長束は友人に連れてこられたガールズバーで突如ブッ倒れる。昇天した直後、彼は天使と悪魔に「天国は満員。地獄に行くには悪行が足りない」と宣告される。 「俺の人生がパッとしなかったのは、俺が美少女に生まれなかったせいだ!!!!」と賽の河原で悪態をつく長束。 それがきっかけで、とんでもない姿に転生させられてしまうとは知らずに……。 次に彼が目覚めた時、ライブハウスの控え室にて超絶“美少女”アイドルとして転生していた! もちろん中身はアラフォーのおっさんのまま。 身体の変化や、グループのみんなとのジェネレーションギャップに戸惑いつつも、前世で培った社畜魂や処世術を駆使し、グループを取りまとめアイドル業界を極めようとする長束。 元・アラフォーリーマンのおっさんが辿るシンデレラストーリー(?)、始まる!! 第3回カクヨムWeb小説コンテスト、キャラクター部門「大賞」受賞作品が堂々の登場!

芙蓉の干城芙蓉の干城

出版社

集英社

発売日

2018年12月5日 発売

昭和八年、東京。 江戸歌舞伎の大作者、三代目桜木治助の孫でありながら現在は早稲田大学に奉職する桜木治郎は、その知識と確かな審美眼で歌舞伎役者や裏方から厚い信頼を集めていた。 四月。築地小劇場で女優となった親戚の娘・澪子の行く末を案じる実家からの懇願により、木挽座で陸軍軍人・磯田との見合いの席が設けられる。舞台では歌舞伎界の「女帝」荻野沢之丞が見事に舞う中、澪子は真向いの席の男女に、ある違和感を抱いた。 翌日、木挽座そばで男女の惨殺死体が発見される。遺体は右翼結社「征西会」大幹部・小宮山正憲と芸妓の照世美だった。二人が最後に目撃された木挽座を捜索するため、治郎は警察から協力を要請され、事件に巻き込まれていく。 澪子もまた、自身が目撃した二人の奇妙な様子を治郎と磯田に打ち明け、それぞれの立場から事件の真相に迫っていくことにーー。 戦争へと歴史の歯車が大きく動いた昭和八年を鮮烈に描き出す、圧巻の歌舞伎ミステリー! 【著者略歴】 松井今朝子 まつい・けさこ 1953年京都市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科演劇学修士課程修了。 歌舞伎の企画制作に携わった後、故・武智鉄二氏に師事し、歌舞伎の脚色・演出を手掛ける。 1997年『東洲しゃらくさし』で小説デビュー。同年『仲蔵狂乱』で時代小説大賞、2007年『吉原手引き草』で直木賞を受賞。 『師父の遺言』『縁は異なもの 麹町常楽庵 月並の記』『料理通異聞』など著書多数。

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