小説むすび | 2018年12月7日発売

2018年12月7日発売

青山に在り青山に在り

著者

篠綾子

出版社

KADOKAWA

発売日

2018年12月7日 発売

川越藩筆頭家老、小河原左宮の息子・左京は学問と剣術いずれにも長け、将来を嘱望される13歳の少年。 ある日、城下の村の道場で出逢った貧しい農民出身の少年・時蔵が、姿形から剣の腕に至るまで、あまりにも瓜二つだったため、お互い自分の出自に疑いを持つ。 しかし他人のそら似らしいとわかると、時蔵の家に寄寓していた従妹のお通をまじえ、身分の差を超えた豊かな友情を育んでいく。 ある出来事を機に袂を分かった二人だったが、折しも尊皇攘夷や世直し一揆の風が全国に吹き荒れ、自衛のため、川越藩にも農兵部隊を創設し兵力として活用すべきではとの意見が持ち上がる。 時蔵は反対の意見を、百姓たちの代表として家老に訴え出るという。やり方を間違えれば強訴とも受け取られかねず、左京は友の為一肌ぬぐべく、時蔵のもとに馬を走らせる。 その先には、思いもかけない運命の悪戯が待ち受けていて…・…義心、友情、ほのかな恋心、そして子供時代との永遠の訣別。 ひたむきな少年の青春をダイナミックな時代背景と川越の風物に寄せて、生き生きと浮かびあがらせた傑作歴史青春小説! 序章 一章 縁 二章 甘酒 三章 さらぬ別れ 四章 武州世直し一揆 五章 青山の賦 六章 お通の客 七章 子の日の松 八章 富津陣屋 九章 烈日 十章 道

ソシャゲダンジョン 1 レア度Rの反逆ソシャゲダンジョン 1 レア度Rの反逆

出版社

講談社

発売日

2018年12月7日 発売

ソーシャルゲーム風異世界に転移させられたとある高校の生徒たち。新井忠次は、自身のレアリティが中途半端な「R」であることを嘆いていた。しかも仲間に見切りをつけパーティーを抜けたことで周りに嫌われ、一人でのステージ攻略を余儀なくされる。そんな中、忠次は絶世の美少女・神園華と出会い、彼女の窮地を救う。華は忠次のことを「かみさま」と呼ぶが、それには彼女がこの世界で過ごしてきた絶望的な日々が関係していた。 ある日、ソーシャルゲーム風の異世界に転移させられたとある高校の生徒たち。 主人公・新井忠次は、自身のレアリティがさほど高くもない「R」であることを嘆いていた。しかも仲間がより低レアであったことで見切りをつけ、パーティーを抜け単独行動を開始。その身勝手さから周りに嫌われ、さまざまなステージでたった一人でのステージクリアをすることを余儀なくされる。 そんな中、忠次は総毛だつほどの美少女・神園華と出会い、死と絶望の淵にあった彼女を救う。 華は忠次のことを「かみさま」と呼び盲信するが、それには彼女に刻まれた惨たらしい経緯が関係していた。普通にソーシャルゲームの知識を持っていれば簡単に回避可能できる事態を乗り越えられなかったのだ。 華を救い出し行動を共にすることで、ステージの攻略はより進むようになる。 忠次は、もともと思いを寄せていた学園のマドンナ的女子生徒・御衣木栞が、忠次の最も憎む男子生徒とパーティを組んでいることに私怨をいだきながらも、日々ダンジョン攻略に精を出す。 だってーーそんなことを神園華に知られた日には、嫉妬からいったいどんなことになるか想像もつかないのだからーー。

レベル1の異世界転移者 1 俺だけレベルが上がらないレベル1の異世界転移者 1 俺だけレベルが上がらない

記憶を失った状態で異世界に召喚された「俺」。その場に居合わせた冒険者たちに保護されたものの、とにかくこの世界で生きなくてはならない。魔術士のアレリアから「ワン」という異名をもらい、冒険者として必要なスキルを磨くために学びはじめる。一向に上がらないレベル、どうやっても得られないスキル……。険しくてひたさうら長い、ワンの冒険者としての道のりや如何に!?  何の前触れもなく、しかも記憶を失った状態で異世界に召喚された「俺」。その場に居合わせた冒険者たちに保護されたものの、この召喚は誰かの手によって意図的に起こされたわけではなく、単なる事故ではないかという。とにかくこの世界で生きなくてはならないため、魔術士のアレリアから「ワン」という異名をもらい、冒険者として必要なスキルを磨くために学びはじめる。一向に上がらないレベル、どうやっても得られないスキル……。しかし、彼にはほかの誰も得ることができない絶対的で圧倒的なスキルを秘めているのだった。アレリアを師匠とし、同じく魔術士のユーリアを仲間に加えたワンは険しくてひたすら長い冒険者としての道のりを歩みだす。

羅針盤は壊れても羅針盤は壊れても

出版社

講談社

発売日

2018年12月7日 発売

大丈夫だ、まだ、大丈夫なはずだーー。中卒、日雇いバイト暮しの北町貫多は、23歳を迎えて自身の人生の敗北を決定的に覚えるようになっていた。その彼の唯一の慰めは田中英光の私小説の復読であり、やがて冴えない日々の中で藤澤清造の著作にも出会う。そして貫多は、自らも私小説を書いてみるのだがーー。生命力あふれる生活不能者の儚い希望とあえなき挫折を描く、最新の孤狼私小説集。表題作と「陋劣夜曲」、他二篇を再録。 【上製函入りの豪華レトロ仕様/8ページの特別折込み付録に、幻の掌篇「一隅の夜」を収録!】 負の日々を無為に送る貫多は、なぜ「私小説」を書き始めたのか? 惨めで不様だが不屈でもある、その出発点を刻む傑作 大丈夫だ、まだ、大丈夫なはずだーー 中卒、日雇いバイト暮しの北町貫多は、二十三歳を迎えて自身の人生の敗北を決定的に覚えるようになっていた。 その彼の唯一の慰めは田中英光の私小説の復読であり、やがて冴えない日々の中で藤澤清造の著作にも出会う。 そして貫多は、自らも私小説を書いてみるのだがーー。 生命力あふれる生活不能者の儚い希望とあえなき挫折を描く、最新の孤狼私小説集。表題作と「陋劣夜曲」に加え、現在品切れとなっている「廃疾かかえて」「瘡瘢旅行」の二篇を再録。

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