2018年3月21日発売
コンタミ 科学汚染コンタミ 科学汚染
大学院生の圭は、指導教員の宇賀神と共に、ニセ科学批判の急先鋒である蓮見教授の元を訪れる。そこで告げられたのは、宇賀神のライバルであり、想い人でもあった女性研究者・美冬に関する信じ難い事実だった。神秘の深海パワーで飲むだけでがんが治る、「万能深海酵母群」。「VEDY」と名付けられたニセ科学商品の開発に手を貸し、行方をくらませたのだ。ニセ科学を扱うことは、研究者にとって「死」に等しい。なぜ彼女は悪魔の研究に手を染めたのか?圭は宇賀神に命じられ、美冬の消息を追うが…。すべての真相が明らかになるとき、「理性」と「感情」のジレンマが、哀しい現実を突きつけるー。善意に付け込む、汚染された科学を暴く、サイエンス・サスペンス!東京大学大学院出身の著者が放つ、衝撃作。
貝社員 浅利軍平貝社員 浅利軍平
浅利軍平はビール会社の営業マン。ハードな営業で知られるビール業界にありながら、あっさり仕事を投げ出してばかり。営業四課の他のメンバー、灰田・鴨樹・六流たちも、いずれ劣らぬ落ちこぼれで、今日も課長は胃が痛い。だがそこに、元Jリーガーの新入社員・川畑が配属されてきてー。会社の地下で身をひそめていた貝社員たちが、むっくり地上に顔を出したとき、新橋の街に奇跡が起こる!テレビや映画館でおなじみの貝社員、まさかの超リアルビジネス小説!
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