2018年5月17日発売
頼みの綱である催事場の売上げも落ち込み、依然閉店危機にある堀内百貨店。そんな折、事業部長の伝治は、酒売り場の後藤里美が接客の不安から、退社を検討していると耳にする。里美は企画部門に興味を示しているため、催事企画を提出させたところ「蕎麦の食べ比べ」を提案。伝治、「マドンナ」の瑠衣らは、その実現のため奔走するが…。
元警察官にして探偵・梓凪子に舞い込んだ依頼は最悪のものだった。理由はふたつ。ひとつは、捜査先が探偵の天敵とも言える学校であること。もうひとつは、依頼人が、犬猿の仲である姉の未央子であること。大喧嘩の末、凪子は未央子の息子・輝也の死を捜査することになる。警察は自殺と判断したにもかかわらず、凶器をもった男たちに襲撃された凪子は、事件に裏があることを確信するがーー。 ☆☆☆島田荘司氏・知念実希人氏、絶賛!☆☆☆ 女の本性は、最後の一行で明かされるーー! 元警察官の著者が描く、元警察官の探偵・梓凪子。 扱う事件は、他人の聖域。 ーーーー 元警察官にして探偵・梓凪子に舞い込んだ依頼は最悪のものだった。 理由はふたつ。 ひとつは、捜査先が探偵の天敵とも言える学校であること。 もうひとつは、依頼人が、犬猿の仲である姉の未央子であること。 大喧嘩の末、凪子は未央子の息子・輝也の死を捜査することになる。 警察は自殺と判断したにもかかわらず、凶器をもった男たちに襲撃された凪子は、事件に裏があることを確信するがーー。 責任を認めない教師、なにかを隠している姉、不可解な行動を繰り返す輝也の同級生ーー。 すべての鍵は、人々がひた隠しに守っている心のなかの“聖域”だった。 ーーーー 第10回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作
人生のすべてを祖母と母の介護に捧げてきた勝村瞳子は、四十歳目前にして未来が見えない。妻の束縛ルールと執拗なDVに悩む丹羽顕は、母に認知症の疑いがあることを知り、愕然となる。心療内科で出会った二人は次第に心を通わせていく。だが…。「-妻を、殺してしまいました」「…すぐに行くから、待っていてください」自首しようとする顕を止めて、遺体を隠そうと言い出す瞳子。はたして殺人の隠蔽は成功するのか?交錯する思惑と嘘。エスカレートする母と娘の愛憎。予想外の結末が待ち受けるノンストップ・サスペンス!
訳あり物件に住み込む藤崎は不動産業者やオーナーたちの最後の頼みの綱。原発関連死、賃借人失踪、謎の自殺、家族の突然死…どうすれば瑕疵を洗い流せるのか。男は類い稀なる嗅覚で賃借人の人生をあぶり出し、瑕疵の原因を突き止める。誰にでも明日起こりうるドラマに思わず涙する“賃貸ミステリ”。
最上級職“竜騎士”から初級職“運び屋”に転職したアクセル。新天地である『水の都』で仕事をこなすアクセルの前に、昔の馴染みである魔術の勇者・サキが現れて…?アクセルはさらに皆から愛され憧れられ頼られまくる!元竜騎士の最強運び屋が超速で送り届ける、トランスポーターファンタジー第二弾!
第四次世界大戦から逃れて人類が生き延びる術は、宇宙開発にしかないー。遙かなる未来に向けて決断を下した日本政府は、巨費を投じて衛星軌道開発に取り組んでいた。最前線はトラック諸島に建造中の宇宙港JSP-03。同地では、硬式宇宙服ARMSのテストも進む。だが、日本の急速な擡頭に怒れる亡国のナショナリストが、牙を剥こうとしていた…。架空戦史の雄・佐藤大輔が、明日の地球に向けて遺した伝説のシリーズ第3巻。
『コロンビア・ゼロ』に続く「新・航空宇宙軍史」シリーズの第2弾。SFマガジン掲載の「スティクニー備蓄基地」「イカロス軌道」「航空宇宙軍戦略爆撃隊」「亡霊艦隊」「ペルソナの影」の5篇に書き下ろしの「工作艦間宮の戦争」を加える。
『利き蜜師物語』ついに完結! 冬のカガミノで、奇病トコネムリが突然変異を起こした。 一気に罹患していく村人たち。 仙道は病のかげに銀蜂の王の存在を感じ取る。 すべての魔術師を己の支配下におき、世界を支配しようとする王。 まゆと仙道は命がけで最後の戦いに挑む。 やがて、仙道の体にはある変化が起き始め......。 読書メーター「読みたい本ランキング」3巻連続第1位! 反響続々の『利き蜜師物語』シリーズ、驚きと感動の最終話!