2018年5月2日発売
ポーションを生み出すチート能力を貰い、異世界に転生したカオル。行く先々でポーションチートを使ったり女神セレスを呼んで奇跡を起こしては大騒動を繰り返し、たどり着いたのはユスラル王国。薬屋を開業し、生み出した薬を販売しながら今度こそ平穏に目立たず生活…できるはずもなく、効き過ぎる薬を求めて軍人から貴族までが押し寄せて…!大人気シリーズ第3巻、「女神の友人」カオルが今度はどんな奇跡を起こすのか!?
侵略から国を救い、貴族として領地まで与えられてしまったミツハ。転移能力をフル活用して、内政チートで忙しくも順調に領地経営をしていく。だが、貴族になって初めての社交シーズンが訪れ、王都に行かないわけにいかなくなってしまう。せっかくなので、王都でヤマノ子爵領の特産品を流行らせようと考えてー。異世界でポップコーン!?王都でリバーシが大流行!?雑貨屋の店主改め、雷の姫巫女改め、ヤマノミツハ子爵が大活躍の第3巻!
凶暴なアースドラゴンを倒したことで、英雄学校の試験をクラストップの成績で通過。さらには夏休みの通学を完全免除されーそして迎えた夏休み!ノルは、引き続き隠しダンジョンに潜ったり、ライバルギルドに所属する少女・レイラと出会ったり、魔物の素材を売るためのショップを家族で開設する準備をしたりと、変わらず充実した日々を送っていた。そして、ノルは幼馴染みのエマが出席する貴族のパーティに、付き添いで同席することになる。だがそこに、街を騒がす怪盗ファントムが現れ…!?
木ノ葉隠れの里に「親子の日」が設けられた。ナルトは娘ヒマワリのため、ヒナタは父ヒアシと妹ハナビ、息子ボルトのため、サスケは娘サラダと妻サクラのために、里中を駆け巡る。平和を生きる忍親子の物語。
1975年2月、東ベルリン。東西を隔てる“壁”に接した墓地で少女の死体が発見された。現場に呼び出された刑事警察の女性班長ミュラー中尉は衝撃を受ける。少女の顔面は破壊され、歯もすべて失われていたのだ。これでは身元の調べようもない。現場にいち早く国家保安省のイェーガー中佐が来ており、やがて異例のことながら、事件の捜査がミュラーたちに命じられた。その背景には何かが?暗中模索の捜査は知らぬうちに国家の闇に迫っていく。社会主義国家での難事件を描き、CWA賞に輝いた歴史ミステリの傑作。
アルマダ工廠とは、無限アルマダにおける共通技術を製造する施設であり、アルマダ工兵の作業場にほかならない。そのアルマダ工廠まで、複数の惑星をめぐって採鉱した資源を運搬するのが“アルマダ筏”と呼ばれる飛行物体だ。アルマダ筏の飛行ルートをたどればアルマダ工廠に行きついて、さまざまな謎が解けるのではないか。そう考えたペリー・ローダンは、ジェン・サリクひきいる軽巡洋艦“セダー”を偵察に出したが…
“彷徨える艦隊”の時代から時をさかのぼること数世紀…アルファル星系艦隊の退役士官ロバート・ギアリーは、新コロニー設立をめざす四千人の移民団に加わった。だが到着早々、近隣のスカザ星系の戦闘艇が現われ、この星系はスカザ星系の保護下にあると宣言し、保護料を要求する。たった20名の防衛部隊の隊長に任命されたギアリーは、救命服と殺傷力のない麻痺銃だけを武器に戦闘艇に立ち向かうが!?新シリーズ堂々開幕!
魔物にとりつかれた傭兵による惨劇から一夜明けた翌朝、道の石亭では、クォートが紀伝家に大学での日々を再び語りはじめた。鯨場でランプを造り、酒場でリュートを奏で、必死で学費を稼ぐクォート。だがそんな努力も、宿敵アンブローズの陥穽により、すべてがふいになるところだった。試験の直前、考えることすべてを口に出さずにはいられなくなる秘薬を飲まされてしまったが…人気沸騰の大河ファンタジイ第2部開幕!
ジョンと名乗るカナダ籍の男がスウェーデンで暴力沙汰を起こして逮捕された。グレーンス警部らの捜査で、ジョンの国籍は偽造されたものだと判明。さらに彼の正体は米国の死刑囚なのではないかという疑惑が浮かぶ。だがその囚人は、数年前に刑務所で命を落としたはずだったーありふれた傷害事件は各国政府を巻き込む大問題へと変貌する。ジョンを待つ運命とは?極限状況から人間の罪と罰に迫る警察小説シリーズ第三作。
工藤雅彦は高校生に襲われていた。母親の治療費として準備した三百万円を狙った犯行だった。気を失った工藤は、翌日、報道で自分が高校生を殺したことになっていることを知る。匿ってくれた小暮俊助という謎の男は、工藤の罪を揉み消す代わりにある提案をする。そのためには過酷なトレーニングにパスしろというのだが…。工藤の肉体に封印された殺し屋の遺伝子が、今、目覚める!
バスの転落事故で一人だけ生き残った男が、今度は袋くじの特賞に大当たり。そんな強運、あり!?(奇跡の男)小さな飲み屋「糀屋」の客が死に、なぜか警察に被害者の香典が送られてきて…(狐の香典)。“卯の花健康法”や“健脳法”など、珍妙なことばかり思いつくナチ先生が殺された。雪に残された足跡が唯一の手掛かり?(ナチ式健脳法)など、ユーモラスで奇想天外な極上ミステリ短篇集。
葵慎之助がかつて住職を務めた浅草唯念寺では、宝暦の大飢饉で奥州から命からがら逃げてきた流民を保護していた。慎之助が炊き出しの場を訪ねると、派手な格好の若い女たちが流民に粥を配っていた。その時、銃声が鳴り響き、椀を抱えた流民が即死。炊き出しの場ではこのような狙撃が頻発しているという。その鉄砲の腕前に、慎之助はある心当たりがあったー。人気シリーズ、完結篇!
上方の味を江戸に広めたいという大坂の廻船問屋「浪花屋」の主で行方知れずの父の意志を継ぐ、兄妹の次平とおさや、料理人の新吉の三人が切り盛りする料理屋「なには屋」。客が東西の味付けの違いに馴染まず苦戦するが、常連の助言で、軌道にのり始めた。そんな矢先、予想外の話が「なには屋」に舞い込む。悪い噂のある豪商「和泉屋」が、見世を閉め、自分の家の厨に入らないかと言うのだ。
紀州雑賀は宮郷の太田左近の末娘・蛍は、鉄砲に魅せられ射撃術の研鑽に生涯をかける。雑賀衆は、すぐれた射手を輩出する鉄砲集団だ。武田の侵攻に対し織田信長が鉄砲三千挺を揃えたと聞いた蛍は、左近に無断で実見に赴き、三州長篠で武田騎馬隊が粉砕される様子を目の当たりにした!信長、家康を助け、秀吉、雑賀孫一と対立。戦国を駆け抜けた蛍はじめ四姉妹の活躍を描く歴史時代冒険活劇。
時は昭和46年、東京は下町の三崎塚。十年前の列車事故大惨事で知られる街に住む信悟少年。知的障害を持つ弟将悟を慈しみ守りながら、近所の子供たちと元気に遊んでいた。けれど、学校に美人の水島先生が赴任してきたとたんなにかが変わった。夜中に烏が人を襲い、人殺しが二件。魂の抜けたような女の子も保護された。街が徐々に暗い影に覆われ始めた。美人先生の正体は?街の運命は?
発端は十年前の大事故にあった。看護婦だった信悟の母の不思議な体験。こと切れたはずの少年が生き返って叫んだ言葉「われはえいごうなり!」。そのとき胎内にいた信悟に宿った不思議な力。それに目をつけて執拗に迫ってくる水島先生。そして逐に正体を現した「無限のビィ」。次々と人や動物に乗り移っては街を大混乱に陥れるビィの真の狙いは?涙と勇気の果てに訪れる驚愕と哀切の結末!
近所に憧れの老作家・坂下宙ぅ吉が引っ越してきた。私は宙ぅ吉のデビュー作「三つ編み腋毛」を再読する。そして少しでも彼に近付きたいという思いを強くしてー「イナセ一戸建」を含む六篇のほか、文庫版特別書下しとして、作中登場する坂下宙ぅ吉のデビュー作「三つ編み腋毛(抄)」を収録した全七篇。淫靡な芳香を放つ狂気を描く、幻の短篇集が待望の文庫化。
師走も半ば、京都鷹ヶ峰の藤林御薬園では煤払いが行われ、懸人の元岡真葛は古くなった生薬を焼き捨てていた。慌ただしい呼び声に役宅へ駆けつけると義兄の藤林匡が怒りを滲ませている。亡母の実家、棚倉家の家令が真葛に往診を頼みにきたという。棚倉家の主、静晟は娘の恋仲を許さず、孫である真葛を引き取りもしなかったはずだが…(表題作)。人の悩みをときほぐす若き女薬師の活躍。