2018年8月9日発売
袋小路の人びと袋小路の人びと
ある日、突然脱税犯の汚名を着せられたー。謎めいたモデルの女との出会いから、脚本家・野崎祥司の人生はゆっくりと壊れていく。家庭は崩壊、仕事も家も失ってまで闘った税務闘争。すべてを犠牲にして貫いた「正義」の果てに見たものは…。
疑惑の銃声疑惑の銃声
ある旧家の邸宅で銀行家が瀕死の重傷を負った。愛用の銃で撃たれたのだ。事故か、自殺未遂か、殺人未遂か。三つの可能性が提出されるも、それぞれ決定打に欠け、推理の堂々巡りが続く。ひょんな事から事件に巻き込まれた素人探偵ジャーニンガムが現地に駆けつけるが、謎解きの手掛かりを見つけられないまま、銀行家は意識不明のまま死亡する。その後も銃撃による怪事件は続き、邸宅中を血に染めながら次々と残虐な惨劇が繰り広げられて行く。 " 疑惑の銃声 訳者あとがき 解説……阿部太久弥"