2018年9月12日発売
悪意に満ちたイスリルの魔道師に呼び覚まされた過去の化物と、もとコンスル帝国軍人率いる侵略軍に追いつめられたエンスたちは、トゥーラの暮らすオルン村に難を逃れる。村で冬を越しながら、星読みのトゥーラ、もと排月教の巫女エミラーダ、知恵者のリコ、ウィダチスの魔道師エイリャも加わり、1500年前にかけられた呪いを解く方法を探す。そこで浮かんだのはオルン魔国最後の女王の血塗られた真の姿だった。好評シリーズ第2弾。
ガラス製造社の研究員セシリアは、新規の事業取引先として、不動産王ヒューに関わることになる。ヒューは高層ビル最上階の邸宅にて、秘蔵の鳥「硝子鳥」など希少動物を多く飼っていると噂されていた。ある晩、セシリアは同僚たち三人と拉致され、目覚めると外が見えない特殊なガラス張りの迷宮に閉じ込められたことに気づく。「お前たちの罪を知っている」というヒューの言葉に怯える中、突然ガラスが透明になり、研究員の一人が殺されたことが判明する。傍には、どこからか紛れ込んだ「硝子鳥」が鳴き声を響かせていた……。隠れる場所がないガラス張りの迷宮で、犯人はどこへ消えたのか? 鮎川哲也賞受賞作家が贈る、『ジェリーフィッシュ』『ブルーローズ』に続く、本格ミステリシリーズ第3弾!
期末テスト中の慌ただしい9月、風ヶ丘図書館で死体が発見された。閉館後に侵入した大学生が、山田風太郎の『人間臨終図巻』で撲殺されたらしい。しかも現場には一冊の本と謎のメッセージが残されていた。警察に頼まれ独自の捜査を始めた裏染天馬は、ダイイングメッセージの意味を解き明かせるのか? ロジカルな推理、巧みなプロットで読者を魅了する〈裏染シリーズ〉第4弾。解説=佐々木敦
「新人離れしたデビュー作」と各紙誌が絶賛した『大友二階崩れ』のその後を描いた新作が早くも登場。「泣く英雄」を描いた前作に対し、「武に生きる」男たちがやはり「義」をめぐり繰り広げる熱き物語。大友義鎮(のちの大友宗麟)が当主となった「二階崩れの変」の6年後、強大化した大友家に再び熾烈なお家騒動が出来。通称「小原鑑元の乱」を重臣たちを通して描く。 物語を引っ張るのは『大友二階崩れ』の主人公の長男。当主・義鎮が「政」より美と女を重んじた結果、「二階崩れの変」を平定した重臣たちと当主との間に権力の二重構造ができあがり、政変が勃発する。 前作で描かれたのは「義と愛」だったが、今作はもうひとまわりスケールが大きく、一寸先は闇の乱世における「義と利」「情と理」のせめぎあいがダイナミックに描かれる。一貫して流れているのは戦国の世とは言え、誰も戦を望んでいないこと。やむなく戦に臨まねばならなくなった時、どこで人としての筋を通さねばならないか、を各人各様に考え抜いている姿が描かれ、現代にも通じる普遍的なテーマが隠されている。 第一章 峠道 第二章 武人の約束 第三章 文官たちの戦 第四章 静かな雨 第五章 欠け月 第六章 肥後の王 第七章 月、堕つるとも
ローランの婚約者をさらったラーザックを追い、怪物レザルブラカの根城、“死の門”ヘルグラインドへと潜入するエラゴンたち。村を焼き、伯父を殺した宿敵…復讐を遂げることはできるのか?
ドラゴンライダーの一歩を踏み出したエラゴン。ガルバトリックスの策に落ちた“兄”マータグが赤い竜ソーンを従えてふたたび挑みかかる。宿命の鎖を断ち切るため、エラゴンは“真の名”の秘密を伝えるのだが…。
初めて離ればなれとなったことで、絆の深さを確信したサフィラとエラゴン。いっぽう、ナスアダ率いるヴァーデン軍と新たなリーダーが誕生したドワーフたちも戦いへの決意を固めていく。
老師オロミスと黄金の竜グレイダーから、ドラゴンの魂“心の核”の秘密と、哀しく残酷な過去を聞かされたふたり。本当の父からの“遺言”を受け取ったエラゴンは、エルフのもとで、みずから剣を鍛える。その名はブリジンガー。「炎」の剣…。
魔法使いクルネが登場!! 益々賑わう最強村人の自由で気ままな田舎暮らし 最強種の竜を討伐したことで冒険者を引退したアルド。戦うためとなった人生から楽しむための人生を送る村人Aとなる。 そして、村での生活を通してフローラと結ばれ、同棲を開始。家に帰った時に挨拶を交わす相手がいる日常は幸せに溢れていた。 トアックやアイシャとの仲も深まり、森での果物収穫やかくれんぼなど相変わらずの気ままな田舎暮らしを楽しむアルド。 そんなある日、かつての冒険者仲間である魔法使いクルネが村にやってくる。クルネは便利で物珍しい魔法と持ち前の明るさですぐに馴染んでしまう。 村での新しい仲間とかつての仲間に囲まれて、一層賑わう日々を謳歌するアルド。しかし、村に来たのはクルネだけではなくーー 魔法使いクルネを仲間に加えて益々パワーアップ! 自由で気ままなスローライフファンタジー第二弾!!
クラスでまるごと異世界に転移し、女を奴隷化できる特殊スキルを持ってしまった主人公、霧島蘭。 しかし、彼はそのスキルが原因で転移早々にクラスから追放されてしまう。 クラスでボッチだった彼は復讐心とともに、陰からクラスを支配しようとする。 クラスの女子のほとんどを手下にしてハーレムを築いていく中、王宮側には蘭のスキルを必要とする一派が生まれる。 彼らは蘭に急接近していくが、王妃を嫌う彼らの本当の思惑とは……。そして蘭が奴隷化を続ける真の目的とは……。 物語もついに佳境へ。大幅改稿と書き下ろしを加え、異世界ハブられファンタジー第3弾が満を持して登場。