小説むすび | 2018年発売

2018年発売

ギロチンハウスギロチンハウス

出版社

小学館

発売日

2018年4月16日 発売

リストラ社員が会社の闇を暴く痛快ミステリ 精密機器会社・京都クルミ製作所の「セカンドキャリア戦略室」。その実態はリストラ小屋、通称「ギロチンハウス」。突然そこに異動となった経営企画部第二課課長・榊江梨子・42歳、営業一課課長代理・下島裕二・52歳、総務部五係係長・勝見亮・30歳の3人。納得がいかない3人がその直後に起こったある事件を調べていくと、徐々に会社の闇が明らかに。社内不倫、不正経理、派閥争い、盗聴、裏切り・・・。崖っぷち社員たちの人生をかけた闘いが始まった。第69回日本推理作家協会賞短編部門受賞後、著者が初めて書き下ろした痛快リベンジ・ミステリ小説。 ──ギロチンハウス。 (中略)あそこに押し込められた社員は、ときが経つにつれて、目は虚ろに、動きは緩慢になり、やがて生きる屍のようになっていく。 ──私があそこに……? 全身から血の気が引いた。 しかしすぐに、いくらなんでも──、と思い直した。 ──これまで、社内の誰にも文句を言わせないぐらいの実績を上げてきた。こんなことぐらいでリストラなどされるはずがない。 「冗談じゃない」 こみ上げる怒りを抑えるために、江梨子は、両手の拳を固く握りしめた。 (プロローグより)

レイロアの司祭さま 3レイロアの司祭さま 3

出版社

小学館

発売日

2018年4月18日 発売

はぐれ者こそ急がば回れ? 冒険者が集う街・迷宮都市レイロア。その立地ゆえに、この街には人や物の流れが絶えない。はぐれ司祭と呼ばれる冒険者・ノエルは、今日も今日とてコツコツと冒険を続けていた。なんの因果かいきなり最上級職の司祭になったせいで成長速度が著しく遅く、周りとのレベル格差が開いてしまうため固定パーティの組めない彼だったが、奇妙な相棒達をはじめ不思議とその周りには個性豊かな仲間が集まっていた。 ようやく春を迎えたレイロアは毎日が冒険日和。ノエル達も嬉しい悲鳴とばかりに依頼をこなす。レベルが上がりにくい後輩忍者のレベルアップ大作戦。幽霊からの不思議な依頼。〈黒猫堂〉二号店の出店候補地の調査。そして、ジャックの家出騒動からはじまった「二つ名」にまつわる物語。 毎日がとにかく忙しい。だけど、そのどれもが次から次へと縁を繋いでいき、おかげで今日もノエルは相棒達と冒険へ繰り出せるのだった。 「小説家になろう」にて累計2200万PV突破! 日間・週間・月間ランキングで1位を獲得した、超人気の冒険ファンタジーの最新刊! はぐれ司祭と愉快な仲間達が繰り広げる、せちがらゆるく、時にしんみりな異世界冒険活劇第三幕、はじまりはじまり!

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