2019年3月4日発売
崖っぷちパラダイス崖っぷちパラダイス
大手出版社の女性誌「クワランタ」のスタッフとして働く、約40歳の女たち。コーディネーターの恵、カメラマンのルミ、スタイリストの友美、ライターの翔子。気がつけば人生の崖っぷちに立っていた4人に、次から次へとトラブルが襲いかかる。問題のある男ども、減っていく仕事、親の介護、結婚問題…。よろめきつつも力を合わせてたくましくサバイバルする女たちの姿を、ユーモアとペーソス、スリルとサスペンスをぎっしり詰め込んで描く、書き下ろし長編小説。
闇に香るキス(上)闇に香るキス(上)
死の病ドゥームが発生してから12年後、全世界の人口は8割近くも減少し、街は廃墟と化していた。まもなく13歳を迎えるファロンは、両親のサイモンとラナからこの世で生き抜く術をみっちりと教え込まれて育った。彼女は知っていたのだ。自分が“ザ・ワン”と呼ばれる救世主であり、誕生日になったらマリックという魔法使いが迎えに来て修行に出なければならないことを…。愛する家族と離れ、妖精の住む森で魔法や薬学を学ぶ彼女は、やがて自身に秘められた不思議な能力に目覚めてゆく。
闇に香るキス(下)闇に香るキス(下)
マリックとの修行が終わりに近づいてきたある日、生存者たちが身を寄せ合う街「ニュー・ホープ」に迫る危機を察知したファロンは、翼を持った美しい馬に乗り、空から奇襲を仕掛けて敵を撃退。街の警備にあたる少年ダンカンは、巨大な能力で事態を動かす彼女の強引さに反発しながらも、欲望とも恋ともつかぬ感情が熱を帯びてゆくのを止められずにいた。やがて次の獲物として犯罪集団に狙われていることに気が付いたファロンは、愛する仲間を守るため戦いへと挑んでいく!
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