2019年5月14日発売
動物たちのささやきが、あなたには聴こえますか? 待望の新ヒロインが活躍する、〈イヴ・ダンカン〉関連作! わたしが動物の言葉を理解できることは、誰にも言ってはいけない。幼いマー ガレットは、父から絶え間なく虐げられ、その真実を知った。以来、家を飛び 出し、森の獣たちに見守られ成長した彼女だったが、悲劇は再び起きた。18歳 のとき、秘密が漏れ、彼女の力に目をつけたマフィアに拉致されたのだ。地獄 の日々から逃れて3年、平穏を手に入れたマーガレットの前に、謎の男ラシター が現れる。同じマフィアに囚われた恩人を助けるため、協力してほしいという。 冷徹で強引なやり口の一方、彼の官能的な瞳には抗いがたい魅力も宿り……。
イザベラがニューヨークを訪れたのには理由があった。それは、少女の頃からずっと好きだったセロンのそばにいるため。セロンはイザベラより10歳も年上の、ギリシア富豪一族次男。旧友だった互いの父親がともに亡きいま、イザベラにとってはいわば後見人の立場にある。もう昔みたいに子供扱いはされたくない…久しぶりの再会を前に、イザベラはわざと大人っぽい服を選び、成長した自分の姿にセロンがうろたえるのを見て満足した。だがその矢先、ある悲しい話を耳にするーセロンがもうすぐ、どこかの令嬢と婚約するという話を。
天涯孤独のクリスティは亡き養父母の思い出をたどるため、 二人がハネムーンを過ごしたパリの高級ホテルを訪れた。 自分が他の客に比べて見劣りする服装をしているのは確かだが、 それにしても従業員たちが彼女を見てうろたえる様子は不可解だ。 見回すと、貴族のような品と男らしさが漂う男性に目が留まる。 気づけば、まるで彼を知っているかのように強烈に惹きつけられ、 そばの女性に嫉妬すら覚える不思議な感覚にとらわれていた。 すると突然、彼が振り返って怒りも露わにクリスティを凝視した。 初めて会う人なのに、いったいなぜ私をそんな目で見るの?
最強&最嬌の父娘、楽しい冒険の日々を満喫 「ラビはどこだと聞いている!」 ダグラス不在のおり、ラビが攫われてしまう!! 犯人はかつての仲間だった勇者パーティの賢者? 「もう以前の俺ではない。娘のためなら、どんなことだってできる」 怒り心頭のダグラス、ついに本気で戦う時が!? そして賢者の思惑は? その他にも、ラビが魔法能力に覚醒したり、かわら版へ抗議に行ったり、 獣人の女性大工と家を建てたり、エルフの里に買い付けに行ったり、 ラビが林間学校に参加したり、ダグラスが騎士団長に任命されたりと、 仲良し父娘の日常は、騒がしくも楽しいイベントが盛りだくさん!! 「私、ずっとお父さんの傍にいられるよね……?」