小説むすび | 2019年7月発売

2019年7月発売

沈黙の少女沈黙の少女

ドイツ推理作家協会賞受賞『謝罪代行社』の鬼才が贈る衝撃の罠 冬。ベルリン。闇に消えた子どもたち。ただ一人生還した少女… 「時制」と「人称」の迷宮の果てに待ち受ける驚天動地の真相とは! このラスト、予測不能。 雪の夜、ベルリン。13歳のルチアとその弟 が何者かに誘拐された。2週間後保護され た彼女はそれから6年間、謎の沈黙を守り つづけることになるーー。一方、教師のミ カはパブで4人の男たちと接触を持ち、仲 間として加わることに成功する。それはず っと温めてきた計画の第一歩ーーミカを衝 き動かすのは、父親としての妄執にも似た 狂おしい想いだけだった。予想を超える展 開の果てに待ち受ける驚愕の真相とは?  黒々とした衝撃が胸を貫き、腹を震わせる 傑作ミステリー登場!(解説・酒井貞道) Zoran Drvenkar ゾラン・ドヴェンカー 1967年、クロアチアに生まれる。3歳でドイツのベルリンに移住。1989年に作家デビュー。詩集や児童書など多彩なジャンルを手がけながら、2009年に発表したミステリー『謝罪代行社』でドイツ推理作家協会賞(グラウザー賞)を受賞。日本でも本作は複雑な構成と叙述的仕掛けの面白さで大きな評判を得た。その他のミステリー作品に『Du bist zu schnell』『Du』がある。

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